专利摘要:
本発明の化合物は、著しい抗細菌性を有するもので、このことによって特にヒト医学および動物医学の両方において医薬として使用する。化合物、それらの調製および抗菌剤として、ヒトの医学および獣医学の両方におけるそれらの用途に係る。このため、化合物は、鏡像異性体混合物または単一の鏡像異性体、それらの鉱物および有機酸を含む付加塩、ならびに鉱物または有機塩を有するそれらの塩の形態であり、化合物、及び化合物を調整する方法を実現している。
公开号:JP2011513293A
申请号:JP2010548204
申请日:2009-02-26
公开日:2011-04-28
发明作者:ジー.;ワームス カミル;モリス クリストフィ;ロップ サンドライン;シアペティ パオラ;レブランク フランコイス;ジエスレン ブルノ;チェリー−モジコナッチ フローレンス;チネイダー マルコ
申请人:ベトクイノル エスエー;
IPC主号:C07D498-06
专利说明:

[0001] 本発明の主題は、新規の7置換3−カルボキシ−オキサジアジノ−キノロン誘導体、それらの調製、および抗菌剤としてのそれらの用途である。]
背景技術

[0002] 7置換3−カルボキシ−オキサジアジノ−キノロン誘導体は、数多くの特許、出願、または刊行物に記載されている。]
先行技術

[0003] 欧州特許第0259804号公報
欧州特許第0343524号公報
欧州特許第0688772号公報
米国特許第4990517号公報
米国特許第5480879号公報
米国特許第5679675号公報]
発明が解決しようとする課題

[0004] 例えば、EP0259804、EP0343524、EP0688772、US4990517、US5480879、US5679675、またはJ. Med. Chem 1996、 39、 3070 - 3088、 J. Med. Chem 2002、 45、 5564 - 5575、 J.
Med. Chem 2004、 47、 2097 - 2109、またはさらに、含窒素環によって8置換されたピリド[3、2、1ij]−1、3、−4−ベンゾキサジアジンを獲得するための経路を説明しているS. L. Dax et coll J. Org. Chem. 1992、 57、 744-746を引用することが可能である。]
課題を解決するための手段

[0005] 本発明の主題は、式(I)の化合物である:



式中、
R1は、H、OH、NH2、−(CH2)m−NRaRb、ここでm=0、1または2、
RaおよびRbは同一もしくは異なるもので、H、直鎖状、分岐状、もしくは環状の(C1−C6)アルキル、(C3−C6)シクロアルキル−(C1−C6)−アルキル;
またはRc、S(O)2Rc、C(O)Rc、S(O)2Rd、もしくはC(O)Rdも表し;
またはRaおよびRbは窒素原子とともに、Rcラジカルを形成し;
Rcは、1ないし3(C1−C6)アルキルラジカルによって任意に置換されたN、O、およびSから選択される1ないし4個のヘテロ原子を含む、飽和、未飽和、または芳香族の5ないし6員環を表し、適切な場合、該環が窒素原子または炭素原子によってNRaRbの窒素原子に結合した状態にあり;
Rdは、1ないし4個のハロゲンによって任意に置換される、直鎖状または分岐状の(C1−C6)アルキルまたは(C3−C6)環状アルキルラジカルであり;
あるいはR1はRcまたはCHReRcもしくはCHReRdを表し;
RcおよびRdは上に定義したとおり、ReはH、OH、NH2、NH−(C1−C6)−alkもしくはN−(C1−C6)−alk2、またはNH−(C1−C7)−アシルもしくはNHRcを表し、Rcは上に定義したとおり;
R2は、
H、(CH2)m−NRaRb、Rc、CHReRc、またはCHReRdを表すもので、
Ra、Rb、Rc、Rd、およびReは上に定義したとおり;
ならびにR’2は水素を表し;
R1およびR2が同時にHであることはできず、またはR2およびR1またはR2およびR1は一方が−(CH2)m−NRaRbもしくはRcまたはHで他方がOHであることはできず、または一方がHで他方がNH2、または一方がHで他方が−(CH2)m−NRaRb(式中、RaおよびRbはHを表す)もしくは(C1−C6)アルキルもしくはC(O)Rd(式中、Rdは未置換の直鎖状もしくは分岐状の(C1−C6)アルキルもしくは(C3−C6)環状アルキルラジカルであり;
あるいは、R1はHを除いて上に定義したとおり、R2およびR’2がともに(C1−C6)ジアルキルもしくは(C1−C6)アルキル−オキシムを表し、またはR2およびR’2がそれぞれRcもしくはRdおよびOH、NH2、NHRc、もしくはNHRf、Rcを表し、またはRcおよびRdが上に定義したとおりであり、またRfが(C1−C7)アシルラジカルであり;
あるいは、R1はHを表し、R2およびR’2がともに(C1−C6)アルキル−オキシムを表すか、一方がRcを表すとともに他方がOH、NH2、NHRc、またはNHRfを表し、またRcおよびRfが上に定義したとおりであり;
nは0または1、
R3およびR’3は、同一または異なるもので、1ないし3個のハロゲンによって任意に置換されるHもしくは(C3−C6)アルキルを表し、またはR3は(C1−C6)アルコキシカルボニル基を表すとともにR’3はHを表し;
R4は、1ないし3個のハロゲンによって任意に置換されるメチルを表し;
R5は、H、(C1−C6)アルキル、または(C7−C12)アリールアルキルを表し;
R6は、H、フッ素、NO2、CF3、またはCNを表し;
鏡像異性体混合物または単一の鏡像異性体、それらの鉱物および有機酸を含む付加塩、ならびに鉱物または有機塩を有するそれらの塩の形態である。]
[0006] 本発明の化合物は、著しい抗細菌性を有するもので、このことによって特にヒト医学および動物医学の両方において医薬として使用される。]
[0007] 一般式(1)および以下において、
直鎖および分岐(C1−C6)アルキルラジカルは、任意の可能なラジカル、特にメチル、エチル、プロピルまたはイソプロピル、ブチル、イソブチルまたはtert−ブチルを意味し;
環式(C1−C3)アルキルラジカルは、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、またはシクロヘキシルを意味し;
アリールアルキルラジカルは、好ましくはベンジルまたはフェネチルを意味し;
ハロゲンは、フッ素、塩素、臭素またはヨウ素、好ましくはフッ素を意味し;
(C1−C7)アシルラジカルは、任意の可能なラジカル、特にアセチルプロピオニル、ブチリル、またはベンゾイルを意味し;
Rcが飽和環を表わす場合、これは例えばピロリジン、ピペリジン、ピペラジン、またはモルホリン環である。]
[0008] Rcが不飽和または芳香環を表わす場合、それは、例えばピロール、フラン、チオフェン、ピラゾール、トリアゾール、テトラゾール、チアゾール、イソチアゾール、チアジアゾール、イミダゾール、イソオキサゾール、フラザン、ピリジン、ピラジン、ピリミジン、またはピリダジン環である。]
[0009] Rcが置換である場合、それは、特に1または、適切な場合、2つのメチルラジカルによって、置換される。]
[0010] 式(I)の生成物の酸塩類のなかで、とりわけ、無機酸、例えば塩酸、臭化水素酸、ヨウ化水素酸、硫黄、またはリン酸によって形成されるもの、あるいは有機酸、例えばギ酸、酢酸、トリフルオロ酢酸、プロピオン酸、安息香酸、マレイン酸、フマル酸、コハク、酒石、クエン酸、シュウ酸、グリオキシル酸、アスパラギン酸、アルカンスルホン酸、例えばメタンスルホン酸、エタンスルホン酸、アリールスルホン酸、例えばベンゼンスルホン酸およびパラトルエンスルホン酸)によって、形成されるものが挙げられる。]
[0011] 式(I)の生成物のアルカン酸のなかで、とりわけ、
無機アルカリ類、例えばナトリウム、カリウム、リチウム、カルシウム、マグネシウム、または水酸化アンモニウム、あるいは有機塩基類、例えば、メチルアミン、プロピルアミン、トリメチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン、N、N−ジメチルエタノールアミン、トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタン、エタノールアミン、ピリジン、ピペリジン、ピペラジン、ピコリン、ジシクロヘキシルアミン、モルホリン、ベンジルアミン、プロカイン、リジン、アルギニン、ヒスチジン、N−メチルグルカミン。]
[0012] 本発明の特定の主題は、R6がフッ素を表す上記に定義した式(I)の化合物のみならず、R3およびR’3がHを表し、かつR4がメチルを表す上記に定義した式(I)の化合物である。]
[0013] 本発明のさらなる特定の主題は、上記に定義した式(I)の化合物であり、式中、置換基R1およびR2の一方が(CH2)m−NRaRb(式中、mは0もしくは1)、Rc、CHReRc、またはCHReRdを表し、他方がHを表す。]
[0014] これらの中で、より詳しくは、置換基R1およびR2の一方が(CH2)m−NRaRb(式中、mは0または1)を表し、他方がHを表すものが挙げられ、さらに極めて詳しくは以下のもの:
置換基RaまたはRbの一方が、5または6員芳香環を表し、N、O、およびSから選択される1ないし4のヘテロ原子を含み、1ないし3の(C1−C6)アルキル・ラジカルによって任意に置換され、適切な場合、前記環が窒素原子または炭素原子によってNRaRbの窒素原子に結合しており、また他方がHを表すものと、
置換基RaまたはRbの一方がC(O)Rdラジカルを表し、他方がHを表わすものとである。]
[0015] さらに本発明の特定の主題は、上記に定義した式(I)の化合物であり、式中、置換基R1およびR2の一方がCHReRcまたはCHReRdを表わし、他方がHを表す。]
[0016] 本発明のさらなる特定の主題は、上記に定義した式(I)の化合物であり、式中、R1がOHまたはNH2を表し、R2およびR’2がgem(C1−C6)ジアルキルを表すものと、式中R1がHまたは−(CH2)m−NRaRbを表し、R2およびR’2が(C1−C6)アルキル−オキシムを表すものとである。]
[0017] 本発明にもとづく式(I)の好ましい化合物は、式中、n=0のものである。]
[0018] 本発明の化合物のなかで、実験の部に記載された化合物、特に以下の名称のものが挙げられる:
8−フルオロ−3−メチル−6−オキソ−9−[3−(ピラジン−2−イルアミノメチル)−ピロリジン−1−イル]−2、3−ジヒドロ−6H−1−オキサ−3、3a−ジアザ−フェナレン−5−カルボン酸、
8−フルオロ−3−メチル−6−オキソ−9−{3−ピラジン−2−イルアミノ)−ピロリジン−1−イル)−2、3−ジヒドロ−6H−1−オキサ−3、3a−ジアザ−フェナレン−5−カルボン酸、
8−フルオロ−3−メチル−6−オキソ−9−[3−([1.3、4]チアジアゾール−2−イルアミノ)−ピロリジン−1−イル)−2、3−ジヒドロ−6H−1−オキサ−3、3a−ジアザ−フェナレン−5−カルボン酸、
8−フルオロ−3−メチル−6−オキソ−9−[(S)−3−(チアゾール−2−イルアミノ)−ピロリジン−1−イル]−2、3−ジヒドロ−6H−1−オキサ−3、3a−ジアザ−フェナレン−5−カルボン酸、
8−フルオロ−3メチル−6−オキソ−9−[3−(2.2、2−トリフルオロアセチルアミノ)−ピロリジン−1−イル)−2、3−ジヒドロ−6H−1−オキサ−3、3a−ジアザ−フェナレン−5−カルボン酸、
8−フルオロ−3−メチル−6−オキソ−9−[(R)−3−(2.2、2−トリフルオロアセチルアミノ)−ピロリジン−1−イル]−2、3−ジヒドロ−6H−1−オキサ−3、3a−ジアザ−フェナレン−5−カルボン酸、
9−((R、S)−4−アミノ−3、3−ジメチル−ピロリジン−1−イル)−8−フルオロ−3−メチル−6−オキソ−2、3−ジヒドロ−6H−1−オキサ−3、3a−ジアザ−フェナレン−5−カルボン酸、
9−((R)−4−アミノ−3、3−ジメチル−ピロリジン−1−イル)−8−フルオロ−3−メチル−6−オキソ−2、3−ジヒドロ−6H−1−オキサ−3、3a−ジアザ−フェナレン−5−カルボン酸、
9−[3−(アミノ−チアゾール−2−イル−メチル)−ピロリジン−1−イル]−8−フルオロ−3−メチル−6−オキソ−2、3−ジヒドロ−6H−1−オキサ−3、3a−ジアザ−フェナレン−5−カルボン酸、
8−フルオロ−9−{3−[(Z/E)−メトオキシイミノ]−ピロリジン−1−イル}−3−メチル−6−オキソ−2、3−ジヒドロ−6−H−1−オキサ−3、3a−ジアザ−フェナレン−5−カルボン酸、
8−フルオロ−9−[3−(アミノメチル)−4−メトオキシイミノ−ピロリジン−1−イル]−3−メチル−6−オキソ−2、3−ジヒドロ−6H−1−オキサ−3、3a−ジアザ−フェナレン−5−カルボン酸、
8−フルオロ−3−メチル−6−オキソ−9−[(R)−3−(チアゾール−2−イルアミノ)−ピロリジン−1−イル]−2、3−ジヒドロ−6H−1−オキサ−3、3a−ジアザ−フェナレン−5−カルボン酸、
8−フルオロ−3−メチル−6−オキソ−9−[(S)−3−(2.2、2−トリフルオロアセチルアミノ)−ピロリジン−1−イル]−2、3−ジヒドロ−6H−1−オキサ−3、3a−ジアザ−フェナレン−5−カルボン酸、
9−((S)−4−アミノ−3、3−ジメチル−ピロリジン−1−イル)−8−フルオロ−3−メチル−6−オキソ−2、3−ジヒドロ−6H−1−オキサ−3、3a−ジアザ−フェナレン−5−カルボン酸と、それらの塩類。]
[0019] 本発明の化合物の調製は、式(II)の化合物:



(式中、R3、R’3、R4、およびR6は上記に定義したとおり、R’5は上記に定義したR5の値を有するか、もしくはカルボン酸機能を保護する別の基を表す)を式(III)の化合物:



(式中、R1、R2、R’2、およびnは既に定義したとおり、塩の存在下、適切な場合、存在する保護基/複数の保護基が除去される)
によって処理する点を特徴とする方法によって、おこなわれる。]
[0020] 手順は、好ましくは、後述の還流温度で、ピリジン中に溶液状態で、密閉したチェンバー内でおこなわれる。]
[0021] 用いられる塩基は、好ましくは三級アミン、例えばトリエチルアミン、N-メチルモルホリン、あるいはまたDBUである。]
[0022] R’5が保護基である場合、より詳しくは、それを(C1−C6)アルキル、(C2−C6)アルケニル、または(C7−C14)アリールアルキルとすることができる。]
[0023] 保護基R’5の最終的除去をおこなった後、必要に応じて、得られた酸を再度エステル化することで、R5が水素とは異なる化合物を形成することができる。]
[0024] R2およびR’2が(C1−C6)アルキル−オキシムを表す本発明の化合物の調製もまた、式(IV)の化合物:



をアルコキシルアミンまたは後者の塩によって処理する点を特徴とする方法によって、おこなわれる。]
発明の効果

[0025] 手順は、例えば、塩基、特にアルカリ炭酸塩またはアルカリ重炭酸塩の存在下、アルカノール中またはアルカノール−テトラヒドロフラン−水混合物中での溶液状のアルコキシルアミンクロライドの作用によって、おこなわれる。]
[0026] 式(IV)の化合物を、塩化オキサリル、ジメチルスルホキシド、および塩基(例えばトリエチルアミン等のアミン)の存在下で、例えば、スワーン型の酸化反応によって、対応するアルコールから調製することができる。]
[0027] たとえ市販されているものであろうと、または当業者に公知の方法によって調製し得るものであろうとも、いくつかの式(III)の化合物が知られている。調製方法を以下に示すとともに、実験の部にも示す。]
[0028] R1またはR2が−(CH2)m−NRaRbラジカル(ここで、Raおよび/またはRbがRcまたはRdを表す)を表す式(III)の化合物を、式(V)の化合物:



式中、Pが環の窒素を保護する基を表し、mおよびnが上記の定義どおりであるから、式(VI)の化合物:
Rc−HalまたはRd−Hal (VI)
(式中、RcおよびRdが既に定義したとおりであり、Halがハロゲンを表す)の作用と、強塩基の存在下、それに続く環の窒素の脱保護とによって、調製することができる。]
[0029] 手順は、例えばアルカリアルコキシドの存在下、トルエン等の溶媒に溶かした状態でおこなわれる。Halは好ましくは塩素または臭素である。]
[0030] R1またはR2が−(CH2)m−NRaRbラジカル(ここで、RaもしくはRbまたはRaおよびRbがRcを表す)を表す式(III)の化合物を、式(VII)の化合物:



(式中、m、n、およびPは既に定義したとおり)から、テトラヒドロフラン中、式(VIII):
Rc−NHPまたはRc−NH (VIII)
(式中、RcおよびPは既に定義したとおり)の作用と、トリフェニルホスフィンおよびジエチルジアザジカルボキシレート存在下、それに続く窒素/複数の窒素の脱保護とによって、調製することができる。]
[0031] R1またはR2が−(CH2)m−NRaRbラジカル(ここで、RaもしくはRbまたはRaおよびRbがC(O)RcまたはC(O)Rdを表す)を表す式(III)の化合物を、上記に定義した式(V)の化合物から、式(IX)の化合物:
Rc−COOHまたはRd−COOH (IX)
の作用によって、
EDCI/HOBtの存在下、DMF等の溶媒に溶けた状態でのペプチド・カップリング反応によって、
あるいは対応する酸ハロゲン化物またはその対応する酸無水物の作用と、塩基(例えばトリエチルアミン等のアミン)の存在下、ジクロロメタン等の溶媒中、それに続く窒素/複数の窒素の脱保護とによって、調製することができる。]
[0032] R1またはR2が−(CH2)m−NRaRbラジカル(ここで、RaもしくはRbまたはRaおよびRbがS(O)2RcまたはS(O)2Rdcを表す)を表す式(III)の化合物を、上記に定義した式(V)の化合物から、塩基(例えばトリエチルアミン等のアミン)の存在下、対応するアルキルスルホン酸無水物の作用と、それに続く環の窒素の脱保護とによって、調製することができる。]
[0033] R1またはR2が−(CH2)m−NRaRbラジカル(ここで、RaおよびRbの一方がHを表し、他方が4、5−ジヒドロ−チアゾール−2−イル型のRcラジカルを表す)を表す式(III)の化合物を、上記に定義した式(V)の化合物から、
2−クロロエチルアミンで処理される対応のチオシアネートを得るために、塩基(例えばトリエチルアミン)の存在下、チオカルボニルイミダゾールまたはその塩酸塩の作用と、それに続く環の窒素の脱保護とによって、調製することができる。]
[0034] R1またはR2が−(CH2)m−NRaRbラジカル(ここで、RaおよびRbがともにRcラジカルを形成する)を表す式(III)の化合物を、THF中のジエチルアザジカルボキシレートおよびトリフェニルホスフィフィンの存在下、上記に定義した式(VI)の化合物から、化合物H−Rc(HはRc環の窒素原子に固定されている)の作用、あるいはDMF中の水素化ナトリウムの存在下、式(VI)の化合物のヒドロキシの反応性誘導体、特にメシラートから、同一のH−Rc化合物の作用と、それに続く環の窒素の脱保護とによって、調製することができる。]
[0035] R1またはR2が−(CH2)m−NRaRbラジカル(ここで、mが0に等しく、RaおよびRbがともに[1.2、3]−トリアゾール−1−イル型のRcラジカルを形成する)を表す式(III)の化合物を、式(X)の化合物:



(式中、Pおよびnは既に定義したとおり)から、
ビシクロ[2.2、1]ヘプタ−2、5−ジエンの作用と、それに続く環の窒素の脱保護とによっても、調製することができる。]
[0036] R1またはR2が1H−テトラゾール−5−イル型のRcラジカルを表す式(III)の化合物を、式(VII)の化合物のヒドロキシの試薬誘導体、特にメシラートから、塩基(例えばトリエチルアミン等のアミン)の存在下、トルエン等の溶媒中で、アジ化ナトリウムで処理される対応のシアン化誘導体を得るために、アセトニトリル中のシアン化テトラブチルアンモニウムの作用と、それに続く環の窒素の脱保護とによって、調製することができる。]
[0037] R1がOHまたはNH2であり、R2およびR’2がgem−ジアルキルである式(III)の化合物(もし適当な場合は保護された形状にある)を、当業者に公知の方法によって、詳しくはDi Cesare et al、 J Med Chem 1992、35、 (22)、 4205-13に記載された方法によって、調製することができる。]
[0038] R1がHおよびNH2であり、R2およびR’2が各々、RdおよびOH、NH2、またはNHRfである式(III)の化合物(もし適当な場合は保護された形状にある)を、当業者に公知の方法によって、詳しくはBritton他、WO0644454によって、またはMatsumoto他、US4649144によって、またはGiordanetto他、WO0711284によって、または同様にHossain他、WO045295によって、調製することができる。]
[0039] R1がHであり、R2およびR’2が各々、RcおよびOHである式(III)の化合物(もし適当な場合は保護された形状にある)を、対応のケト化合物から、強塩基、とりわけブチルリチウムの存在下で、テトラヒドロフランに溶けた状態にあるRc−Hal化合物、詳しくはRc−Brの作用と、もし適当であるならば、それに続く環の窒素の脱保護とによって、調製することができる。]
[0040] R1がCHReRcまたはCHReRdを表し、ReがOHである式(III)の化合物(環の窒素で保護された形状にある)を、対応する2−ケト化合物から、THF中のリチウムジイソプロピルアミドの存在下、式RcCOOalkまたはRdCOOalk(RcおよびRdは上記に定義したとおり)のエステル型化合物の作用によって、メタノール中の水素化ホウ素カリウムによって還元される式(XI)の化合物:



(式中、Rc、Rd、n、およびPは既に定義したとおり)を得るために、THF中の塩化アルミニウムの存在下でLiAlH4によって還元される式(XII)の化合物:



を得るために、調製することができる。次に、これらの化合物に対して、環の窒素のところで脱保護をおこなう。]
[0041] このような類の方法は、出願WO2005/026154および実験の部に記載されている。]
[0042] R1がCHReRcまたはCHReRdを表し、ReがOHである式(III)の化合物(保護された形状にある)を、式(XIII)の化合物:



(式中、Pおよびnは既に定義したとおり)
から、トリエチルアミン等の塩基の存在下で、DMSO中の塩化オキサリルの作用によって、ブチルリチウム等の塩基の存在下、Rc−HalまたはRd−Hal型の化合物(具体的にはHalは臭素)で処理される式(XIV)の化合物:



(式中、nおよびPは既に定義したとおり)
を得るために、調製することができる。]
[0043] 次に、この化合物を脱保護する。]
[0044] このような類の方法は、出願WO2005/026154と、さらに実験の部に記載されている。]
[0045] R1がCHReRcまたはCHReRdを表し、ReがNH2またはNHRfである式(III)の化合物(保護された形状にある)を、上記のように得られた化合物から調製することができ、そのOH官能基を、塩基(例えばトリエチルアミン)の存在下、ジクロロメタン中で、メタンスルホニルクロリドの作用によって活性化させ、次に、パラジウムの存在下、アルカノールを有する炭素上で水素によって還元される式(XV)の化合物:



を得るために、DMF中のアジ化ナトリウムによって処理する。]
[0046] この化合物を、環の窒素に関して保護された形態で、単離する。次に、この化合物を脱保護する。]
[0047] このような類の方法は、特許EP1182202と、さらに実験の部に記載されている。]
[0048] 複素環窒素およびアミンの保護を、特に、状況に応じて、ベンジルまたはトリチル誘導体の形態で、カルバメート、特にアリル、ベンジル、フェニル、もしくはtertブチルの形態で、または同様に、ジメチル、トリメチル、トリフェニルtert−ブチル、もしくは同様に、ジフェニルtertブチル−シリル誘導体の形態で、おこなう。]
[0049] 脱保護は、液体アンモニア中のナトリウムまたはリチウムによって、水素添加分解または可溶性パラジウムO錯体を用いることによって、あるいはフッ化テトラブチルアンモニウムまたは強塩基(例えば水酸化ナトリウムもしくはtert−ブチル酸カリウム)によって、おこなう。]
[0050] これらの反応は、当業者に周知であり、以下に実施例を実験の部に示す。]
[0051] 式(II)の化合物は、一般に知られており、米国特許第4、801、584号に記載された方法によって調製することができる。]
[0052] R3および/またはR’3が1ないし3個のハロゲンによって任意に置換されたアルキルラジカルを表す式(II)の化合物を、R3およびR’3が水素を表す式(II)の化合物から調製することができ、この化合物を、式(XVI):



(式中、R4、R’5、およびR6は、上に定義したとおりであり、融点で、ジオキサン中で式(XVII)の化合物:
O

R3-C-R’3 (XVII)
(式中、R3およびR’3は上に定義したとおり)による処理がなされる)
の化合物を得るために、アルカリ塩溶液を用いて加熱処理した後、中和する。]
[0053] R4が1ないし3個のハロゲンによって置換されたメチルラジカルを表す式(II)の化合物を、米国特許第4、801、584号に記載された類の方法にもとづいて調製することができる。]
[0054] 上に述べたように、式(I)の化合物を、環の9位に主として位置する鏡像異性体または複数の鏡像異性体からなる混合物の形態にすることができる。
式(I)の化合物はラセミ化することなく得られることから、式(III)または式(IV)の化合物の対応する鏡像異性体を用いて、鏡像異性体を得ることができる。]
[0055] 本発明にもとづく化合物は、顕著な抗菌性を有する。このような特性は広範囲のグラム陰性(−)細菌に対して示されるが、広範囲のグラム陽性(+)細菌に対しても示される。]
[0056] このバランスのとれた抗菌活性は、それらの化合物を、従来の類似の化合物、例えばマルボフロキサシンまたは同様にオフロキサシンと区別するものであり、これらの化合物が、ヒト医学のみならず、それらの細菌に関連して特に活性のある化合物を必要としている獣医学においても、薬剤としての用途に特に適応されるこを意味している。]
[0057] したがって、これらの化合物は、特に、ストレプトコッカス・ウベリス(Streptococcus uberis)またはスタフィロコッカス・オウレウス(黄色ブドウ球菌)(Staphylococcus aureus)のみならず、マイコプラズマ・ボビス(Mycoplasma
bovis)もしくはボビーリニス(bovirhinis)、またはクロストリジウム・パーフリンジェンス(ウェルシュ菌)(Clostridium perfringens)またはエンテロコッカス・フェカリス(腸球菌)(Enterococcus faecalis)等のグラム陽性(+)細菌に対して活性があるとともに、マンヘミア・ヘモリチカ(ウシ肺炎原因菌)(Mannheimia haemolytica)、ボルデテラ・ブロンキセプチカ(気管支敗血症菌)(Bordetella bronchiseptica)、エスケリチア・コリ(大腸菌)(Escherichia
coli)、またはシュードモナス・エルギノーサ(緑膿菌)(Pseudomonas aeruginosa)等のグラム陰性(−)細菌にも依然として著しい活性がある。]
[0058] これらの特性によって、感受性菌による症状の処置に薬剤として用いることに適している薬学上許容される酸および塩基を有する上記生成物とそれらの塩類とが作られる。詳しくは、ブドウ球菌、例えば黄色ぶどう球菌性の敗血症、顔もしくは皮膚の悪性ブドウ球菌感染症、膿皮症、敗血性もしくは化膿性の炎症、脾脱疽、蜂巣炎、丹毒、プリミティブもしくはポストインフルエンザ性の急性のブドウ球菌感染、気管支肺炎、肺化膿症が含まれる。]
[0059] これらの生成物は、大腸菌症および関連感染の処置、プロテウス(Proteus)、クレブシェラ(Klebsiella)、シュードモナス(Pseudomonas)、または同様にサルモネラ感染、さらにはグラム陰性(−)細菌によって引き起こされる他の症状に、薬剤として、使用することもできる。]
[0060] したがって、本発明のさらなる主題は、薬剤、特に抗生物質薬剤としての、上記に定義される式(I)の生成物と薬学上許容される酸および塩基を有するそれらの塩類とである。]
[0061] より詳しくは、本発明の主題は、薬剤としての、上記した式(I)の好ましい生成物、特に以下の名称の化合物を含むものである。]
[0062] すなわち、8−フルオロ−3−メチル−6−オキソ−9−[3−(ピラジン−2−イルアミノメチル)−ピロリジン−1−イル]−2、3−ジヒドロ−6H−1−オキサ−3、3a−ジアザ−フェナレン−5−カルボン酸、
8−フルオロ−3−メチル−6−オキソ−9−(3−ピラジン−2−イルアミノ)−ピロリジン−1−イル)−2、3−ジヒドロ−6H−1−オキサ−3、3a−ジアザ−フェナレン−5−カルボン酸、
8−フルオロ−3−メチル−6−オキソ−9−(3−((1.3、4(チアジアゾール−2−イルアミノ)−ピロリジン−1−イル)−2、3−ジヒドロ−6H−1−オキサ−3、3a−ジアザ−フェナレン−5−カルボン酸、
8−フルオロ−3−メチル−6−オキソ−9−((S)−3−(チアゾール−2−イルアミノ)−ピロリジン−1−イル(−2、3−ジヒドロ−6H−1−オキサ−3、3a−ジアザ−フェナレン−5−カルボン酸、
8−フルオロ−3メチル−6−オキソ−9−(3−(2.2、2−トリフルオロアセチルアミノ)−ピロリジン−1−イル)−2、3−ジヒドロ−6H−1−オキサ−3、3a−ジアザ−フェナレン−5−カルボン酸、
8−フルオロ−3−メチル−6−オキソ−9−((R)−3−(2.2、2−トリフルオロアセチルアミノ)−ピロリジン−1−イル(−2、3−ジヒドロ−6H−1−オキサ−3、3a−ジアザ−フェナレン−5−カルボン酸、
9−((R、S)−4−アミノ−3、3−ジメチル−ピロリジン−1−イル)−8−フルオロ−3−メチル−6−オキソ−2、3−ジヒドロ−6H−1−オキサ−3、3a−ジアザ−フェナレン−5−カルボン酸、
9−((R)−4−アミノ−3、3−ジメチル−ピロリジン−1−イル)−8−フルオロ−3−メチル−6−オキソ−2、3−ジヒドロ−6H−1−オキサ−3、3a−ジアザ−フェナレン−5−カルボン酸、
9−(3−(アミノ−チアゾール−2−イル−メチル)−ピロリジン−1−イル(−8−フルオロ−3−メチル−6−オキソ−2、3−ジヒドロ−6H−1−オキサ−3、3a−ジアザ−フェナレン−5−カルボン酸、
8−フルオロ−9−(3−((Z/E)−メトオキシイミノ(−ピロリジン−1−イル(−3−メチル−6−オキソ−2、3−ジヒドロ−6−H−1−オキサ−3、3a−ジアザ−フェナレン−5−カルボン酸、
8−フルオロ−9−(3−(アミノメチル)−4−メトオキシイミノ−ピロリジン−1−イル]−3−メチル−6−オキソ−2、3−ジヒドロ−6H−1−オキサ−3、3a−ジアザ−フェナレン−5−カルボン酸、
8−フルオロ−3−メチル−6−オキソ−9−[(R)−3−(チアゾール−2−イルアミノ)−ピロリジン−1−イル]−2、3−ジヒドロ−6H−1−オキサ−3、3a−ジアザ−フェナレン−5−カルボン酸、
8−フルオロ−3−メチル−6−オキソ−9−[(S)−3−(2.2、2−トリフルオロアセチルアミノ)−ピロリジン−1−イル]−2、3−ジヒドロ−6H−1−オキサ−3、3a−ジアザ−フェナレン−5−カルボン酸、
9−((S)−4−アミノ−3、3−ジメチル−ピロリジン−1−イル)−8−フルオロ−3−メチル−6−オキソ−2、3−ジヒドロ−6H−1−オキサ−3、3a−ジアザ−フェナレン−5−カルボン酸、さらにそれらの塩類。]
[0063] また、本発明の主題は、上に定義した本発明にもとづく薬剤の少なくとも一つを有効成分として含む薬学的組成物である。]
[0064] これらの組成物を、経口、直腸、非経口、特に筋肉内経路によって、呼吸経路によって、または皮膚もしくは粘膜への局所適用におけ局所経路によって、投与することができる。]
[0065] 本発明にもとづく組成物は、固体または液体であり、ヒト医学で一般に使用される剤型、例えば素錠または糖衣錠、ゼラチンカプセル、顆粒剤、坐剤、注射可能な製剤、軟膏剤、クリーム剤、ゲル剤に、含まれる。
これらは、慣習的な方法によって調製される。有効成分/複数の有効成分を有効成分/複数の有効成分を、慣習的に用いられる賦形剤を用いて、これらの医薬組成物中に同じく取り込むことができ、該賦形剤として、滑石、アラビアゴム、ラクトース、デンプン、ステアリン酸マグネシウム、ココアバター、水性もしくは非水性のビヒクル、動物もしくは植物由来の脂肪物質、パラフィン誘導体、グリコール、種々の湿潤剤、分散剤、または乳化剤、保存剤が挙げられる。]
[0066] 具体的には、これらの組成物を、適当なビヒクル(例えば非発熱性の滅菌水)に即座に溶けるように、粉剤のかたちで含ませることができる。]
[0067] 投与量は、処置される症状、問題になっている患者、投与経路、および予想する生成物にもとづいて、変わる。
例えば、ヒトにおいて経口投与により、実施例1に記載された生成物とともに、1日あたり0.25gないし10gとすることができ、または同様に、筋肉内もしくは静脈内経路により、1日あたり0.25gないし10gとすることができる。]
[0068] 以下の実施例は、本発明を説明するものである。]
[0069] 以下の実施例では、該当する場合には、上記においても、化学名の略語は、以下の意味を有する。
EDCI: 1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド、
HOBt: 1−ヒドロキシベンゾトリアゾール、
DBU: 1、8−ジアザ−ビシクロ−[5.4、0]−ウンデカ−7−エン、
TNOC: 8、9−ジフルオロ−3−メチル−6−オキソ−2.3、3a、6−テトラヒドロナフト−[1、8−デ][1.3]オキサジン−5−カルボン酸、
ACN:アセトニトリル、
THF:テトラヒドロフラン、
DMF:ジメチルホルムアミド、
LiHMDS:リチウム−ヘキサメチルジシリルアジド、
DMAP:ジメチルアミノピリジン、
TFA:トリフルオロ酢酸、
Boc: tert−ブトキシカルボニル、
CBz:ベンジルオキシカルボニル、
MS:質量スペクトル、
ESI+:正イオン・エレクトロスプレーイオン化。
NMR:スペクトルの測定を、300または400MHz型のスペクトロメータ上でおこない、プロトンおよび炭素のスペクトルを、CDCl3、またはDMSO−d6、MeOH−d4に溶かした状態で、各々、300および75MHzまたは400および100MHzで記録した。記録した値は、δ(ppm)で示され、s、d、t、quad、dd、およびmを表す。一定のJABはHzで示される。]
[0070] 特に明記しない限り、乾燥不活性ガス下、周囲温度で、反応がおこなわれる。]
[0071] 「一般的方法A」(カップリング)は、生成物「TNOC」(1.0当量)とピリジンに懸濁した状態のアミノ化誘導体(0.2M)とを、攪拌しながら120℃で一晩、密閉したチェンバー内で、反応させることからなる。溶媒を蒸発させ、トルエンおよび/またはメタノールを添加する。濃縮乾燥後、粗生成物をメタノール中で粉砕して分離した後、乾燥する。]
[0072] 「一般的方法B」(Boc脱保護)は、著しく過剰なTFAを0℃の保護アミノ誘導体(N−Boc)のジクロロメタン溶液に添加することからなる。
周囲温度で反応をおこない、その後にシリカ上でクロマトグラフィをおこなう。
溶液を濃縮乾燥し、トルエンおよび/またはメタノールを添加する。
粗生成物は、トリフルオロ酢酸塩のかたちで得られる。]
[0073] 「一般的方法C](ペプチド・カップリング)は、1.2ないし2.0当量のEDCIと、1.2ないし2.0当量のHOBtと、1.2ないし2.0当量のDMAPとを、0℃で、保護アミノ(ピペリジン)誘導体N−BocまたはN−CBzの0.2ないし0.6M溶液(DMF内)に、添加する。
混合物を、周囲温度で16ないし18時間にわたって、攪拌しながら保ち、次に酢酸エチルで希釈し、水で洗浄した。
次に、この溶液を乾燥し、さらに減圧下で濃縮乾燥し、その後、シクロヘキサン−酢酸エチル混合物を用いて溶出するシリカ上でのクロマトグラフィによって、残留物の精製をおこなう。]
[0074] 実施例1:8−フルオロ−3−メチル−6−オキソ−9−[3−(ピラジン−2−イルアミノメチル)−ピロリジン−1−イル]−2、3−ジヒドロ−6H−1−オキサ−3、3a−ジアザ−フェナレン−5−カルボン酸(5a)の調製]
[0075] ステップA:3aおよび3bの調製]
[0076] 密閉した管内で、15分間のあいだ、アルゴンを用いて40mlの乾燥トルエンの脱気をおこない、酢酸パラジウム(165mg、0.24mmol、0.04eq)およびラセミ−2、2’−ビス(ジフェニルホスフィノ)−1、1’−ビナフチル(152mg、0.24mmol、0.04eq)を添加し、この混合物に対して10分間にわたってアルゴンによる脱気をおこなった。
次に、2−クロロピラジン(2−クロロピラジン(700mg、6.11mmol、1.0eq)、3−アミノメチル−ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(1.5g、7.33mmol、1.2eq.)、およびナトリウムtert−ブトキシド(822mg、8.55mmol、1.4eq)を添加し、この混合物を70℃で一晩攪拌した。
反応物を真空状態で濃縮した。結果として得られる粗生成物を、シリカゲル上でフラッシュ・クロマトグラフィ(シクロヘキサン−酢酸エチル(1:1ないし0:1)で溶出)によって精製することにより、3aおよび3bの混合物が得られた(900mg、2:1、収率38%超)。]
[0077] ステップB:4aおよび4bの調製]
[0078] 3aおよび3bの混合物(900mg)をジクロロメタン(25ml)に溶解し、トリフルオロ酢酸(3ml)を添加した。
この混合物を室温で6時間攪拌した。
反応物を真空状態で濃縮し、トルエンおよびメタノールとともに共沸させた。
残留物をシリカゲル上でフラッシュ・クロマトグラフィ(ジクロロメタン−7NNH3メタノール(5%から100%までの7N NH3メタノール勾配)による溶出)することによって精製した。
4aおよび4bを、フラッシュ・クロマトグラフィ精製の過程で分離し、無色の油として、4aおよび4bが定量的に得られた。
4a:MS(ESI+)(+0.1%HCOOH):179.21[C9H14N4+H]+(m/z)
4b:MS(ESI+)(+0.1%HCOOH):257.14[C13H16N6+H]+(m/z)
ステップC:8−フルオロ−3−メチル−6−オキソ−9−[3−(ピラジン−2−イルアミノメチル)−ピロリジン−1−イル]−2、3−ジヒドロ−6H−1−オキサ−3、3a−ジアザフェナレン−5−カルボン酸(5a)の調製]
[0079] 密閉した管内で、8、9−ジフルオロ−3−メチル−6−オキソ−2、3.3a、6−テトラヒドロナフト[1、8−de][1、3]オキサジン−5−カルボン酸−TNOC−(200mg、0.71mmol、1.0eq.)、および4a(447mg、2.51mmol、3.53eq.)を3mlの乾燥ピリジンおよび1mlのN−メチルモルホリンに懸濁した。
反応混合物を120℃で16時間攪拌した。
反応物を室温まで冷やし、沈殿物を濾過した。
沈殿物をジクロロメタンおよびメタノールでトリチュレートした後、脱水した。残留物をエタノール中で超音波処理し、還流し、続いて濾過することで、黄色の固形物として標題の化合物が得られた(275mg、74%)。
HPLC(H2O中20%ないし80%ACNの勾配):>95%
MS(ESI+)(+0.1%HCOOH):441.2[C21H21FN6O4+H]+(m/z)
mp=238〜240°C]
[0080] 実施例2:9−{3−[ジ−ピラジン−2−イルアミノ)−メチル]ピロリジン−1−イル}8−フルオロ−3−メチル−6−オキソ−2、3−ジヒドロ−6H−1−オキサ−3、3a−ジアザ−フェナレン−5−カルボン酸(5b)]
[0081] 化合物5bを、5aの調製に関して記載された手順にしたがって、TNOC(180mg、1.0eq)4b(330mg、1.29mmol、2.02eq)から得た。
混合物を蒸発させ、トルエンと共沸させ、エタノールとともに超音波処理し、還流し、そして濾過することで、黄色の固体として標題の化合物を得た(145mg、43%)。
HPLC(H2O中20%ないし80%ACNの勾配):>95%
MS(ESI+)(+0.1%HCOOH):519.0[C25H23FN8O4+H]+(m/z)
mp=213〜215°C]
[0082] 実施例3:9−{3−[ジ−ピリジン−2−イルアミノ)−メチル]ピロリジン−1−イル}8−フルオロ−3−メチル−6−オキソ−2、3−ジヒドロ−6H−1−オキサ−3、3a−ジアザ−フェナレン−5−カルボン酸(5c)]
[0083] ステップA:3cの調製]
[0084] 2−クロロピリジン(4.4mmol)を2−クロロピラジンで置換することを除いて、3bの調製に関して説明した手順を用いる。
結果として得られる粗生成物を、シリカゲル上でフラッシュ・クロマトグラフィ(シクロヘキサン-酢酸エチル(1:1ないし2:8)で溶出)で精製した。
無色の油として、標記化合物が得られた(0.5g、32%)。]
[0085] ステップB:4cの調製]
[0086] 3c(1.4g、3.9mmol)をジクロロメタン(40ml)に溶解し、4NHClを含むジオキサン(10ml)を添加した。
この混合物を室温度で4時間攪拌した。
残留物を、シリカゲル上でフラッシュ・クロマトグラフィ(ジクロロメタン−7NNH3メタノール(5%から20%までの7N NH3を含むメタノール勾配)による溶出)で精製した。
無色の油として、標記化合物が得られた(0.7g、70%)。
MS(ESI+)(+0.1%HCOOH):255.15[C15H18N4+H]+(m/z)
ステップC:9−{3−[ジ−ピリジン−2−イルアミノ)−メチル]ピロリジン−1−イル}8−フルオロ−3−メチル−6−オキソ−2、3−ジヒドロ−6H−1−オキサ−3、3a−ジアザ−フェナレン−5−カルボン酸(5c)
5bに関して記載された同一手順に従って、化合物5cを、TNOC(259mg、0.92mmol、1.0eq)と、4c(700mg、2.76mmol、3.0eq)を含む5mlのピリジンと、N−メチルモルホリン(0.2ml、1.84mmol、2.0eq)とから、得た。
この混合物を蒸発させ、残留物を水中でトリチュレートし、沈殿物を濾過した。
粗残留物を分取TLC精製(ジクロロメタンおよび5%のメタノールによる溶出)によって精製し、黄色の固形物として標記化合物が得られた(249mg、52%)。
HPLC(H2O中、5%ないし80%のACN勾配):>99%
MS(ESI+)(+0.1%HCOOH):517.14[C27H25FN6O4+H]+(m/z)
mp=199°C]
[0087] 実施例4:8−フルオロ−3−メチル−6−オキソ−9−[3−(チアゾール−2−イルアミノメチル)−ピロリジン−1−イル]−2、3−ジヒドロ−6H−1−オキサ−3、3a−ジアザ−フェナレン−5−カルボン酸(10a)]
[0088] ステップA:8aの調製]
[0089] 市販の3−ヒドロキシメチル−ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル6(1.5g、7.19mmol、1.2eq.、WO2007/21982にもとづいて調製)を含む乾燥THF(25ml)の0℃溶液に対して、トリフェニルホスフィン(2.4g、8.98mmol、1.5eq.)を添加した。
完全に溶解させた後、ジエチルアゾジカルボキシレート−40%w/vをふくむトルエン(4ml、8.98mmol、1.5eq.)を滴加し、続いてチアゾール−2−イル−カルバミン酸tert−ブチルエステル7a(1.2g、5.99mmol、1.0eq.)を滴加した。
混合物を室温で18時間攪拌した。
反応物を減圧下で濃縮した。結果として得られる粗生成物をシリカゲル上でフラッシュ・クロマトグラフィ(シクロヘキサン−酢酸エチル(9:1 to 8:2)で溶出)によって精製することで、無色のゴムとして8aが得られた(195g、85%)。
Thedron letters 1995、 36、 36、 6463-6566]
[0090] ステップB:9aの調製]
[0091] 8a(1.95g、5.08mmol、1.0eq.)を酢酸エチル(10 ml)に溶解し、4NHClを含むジオキサン(10ml)を添加した。
この混合物を室温で6時間攪拌した。
反応物を真空状態で濃縮した。
残留物をシリカゲル上でフラッシュ・クロマトグラフィ(ジクロロメタン−メタノール(5%ないし10%メタノール勾配)、続いてジクロロメタン−7N NH3を含むメタノール(メタノール中、4%ないし70%の7N NH3勾配)で溶出)で精製した。無色の油として標記化合物が得られた(915mg、95%)。
MS(ESI+)(+0.1%HCOOH):184.2、3[C8H13N3S+H]+(m/z)
ステップC:8−フルオロ−3−メチル−6−オキソ−9−[3−(チアゾール−2−イルアミノメチル)−ピロリジン−1−イル]−2、3−ジヒドロ−6H−1−オキサ−3、3a−ジアザ−フェナレン−5−カルボン酸(10a)
5aの調製に関して記載された手順に従って、10aをTNOC(4、50mg、1.59、1.0eq.)および9a(915mg、5.0mmol、3.1eq.)から得ることで、黄色の固形物として標記化合物が得られた(421 mg、60%)。
分析試料を分取TLC精製(ジクロロメタン - メタノール(2.5%ないし5%のメタノール)で溶出)によって得た。
HPLC(H2O中5%ないし80%ACNの勾配):>95%
MS(ESI+)(+0.1%HCOOH):446.1[C20H20FN5O4S+H]+(m/z)
mp=268〜270°C]
[0092] 実施例5:8−フルオロ−3−メチル−9−{3−[(5−メチル−[1、3、4]オキサジアゾールオキサジアゾール−2−イルアミノ)−メチル]−ピロリジン−1−イル}−6−オキソ−2、3−ジヒドロ−6H−1−オキサ−3、3a−ジアザ−フェナレン−5−カルボン酸(10b)]
[0093] ステップA:7bの調製]
[0094] 5−メチル−[1、3、4]オキサジアゾール−2−イルアミン(500mg、5.04mmol、1.0eq.)を5mlの乾燥ピリジンに溶解し、二炭酸ジ−tert−ブチル二炭酸ジ−tert−ブチル(1.1g、5.04mmol、1.0eq.)を添加し、この混合物を70°Cで16時間攪拌した。
反応物を濃縮し、トルエンとともに共沸させた。
結果として得られる粗生成物をシリカゲル上でフラッシュ・クロマトグラフィ(シクロヘキサン−酢酸エチル(9:1ないし0:1)で溶出)によって精製することで、白色の固形物として7bが得られた(513mg、51%)。]
[0095] ステップB:8bの調製]
[0096] 7bを7aに代えたことを除いて8aの調製で記載した手順に従って、化合物8bを得た。
結果として得られる粗生成物を、シリカゲル上でフラッシュ・クロマトグラフィ(シクロヘキサン−酢酸エチル(9:1ないし1:1)で溶出)によって精製することで、粘性油として8bが得られた(1.7g、光延試薬による汚染)。]
[0097] ステップC:9bの調製]
[0098] 8bを3a−3bに代えたことを除いて4a−4bの調製で記載した手順を用いることで、無色の油として標記化合物が得られた(180mg、21%)。
MS(ESI+)(+0.1%HCOOH):183.27[C8H14N4+H]+(m/z)
ステップD:8−フルオロ−3−メチル−9−{3−[(5−メチル−[1、3、4]オキサジアゾール−2−イルアミノ)−メチル]−ピロリジン−1−イル}−6−オキソ−2、3−ジヒドロ−6H−1−オキサ−3、3a−ジアザ−フェナレン−5−カルボン酸(10b)
5bを調製するための手順を用いることで、TNOC(140g、0.49mmol、1.0eq.)および9b(180mg、0.98mmol、2.0eq.)を用いて10aを得た。
分析試料を分取TLC精製(ジクロロメタン−メタノール(2.5%ないし5%のメタノール勾配)で溶出)によって得ることで、黄色の固形物として標記化合物が得られた(76mg、3、4%)。
HPLC(H2O中、5%ないし80%のACN勾配):>95%
MS(ESI+)(+0.1%HCOOH):446.9[C20H21FN6O5+H]+(m/z)
mp=240°C]
[0099] 実施例6:8−フルオロ−9−(3−{[フラン−2−カルボニル)−アミノ]メチル}−ピロリジン−1−イル)−3−メチル−6−オキソ−2、3−ジヒドロ−6H−1−オキサ−3、3a−ジアザ−フェナレン−5−カルボン酸(13)]
[0100] ステップA:11の調製]
[0101] フラン−2−カルボン酸(1.1g、9.81mmol、1.3eq.)を含む乾燥DNF(20ml)に対して、EDC(1.88g、9.81mmol、1.3eq.)およびHOBt(1.32g、9.81mmol、1.3eq.)を添加した。
混合物を室温で20分攪拌し、1(1.1g、9.81mmol、1.0eq.)を添加した。
反応混合物を室温で16時間攪拌した。
混合物を酢酸エチルで希釈し、最初に水で洗い、続いて飽和NaHCO3水溶液で洗った。
有機抽出物を無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させた。結果として得られる粗生成物をシリカゲル上でフラッシュ・クロマトグラフィ(シクロヘキサン−酢酸エチル(8:2ないし1:1)で溶出)によって精製することで、無色のゴムとして11(1.8g、81%)が得られた。]
[0102] ステップB:12の調製]
[0103] 11を3a−3bに代えたことを除いて4a−4bの調製で記載した手順を用いることで、無色の油として標記化合物が得られた(1.0g、85%)。
MS(ESI+)(+0.1%HCOOH):195.19[C10H14N2O2+H]+(m/z)
ステップC:8−フルオロ−9−(3−{[フラン−2−カルボニル)−アミノ]メチル}−ピロリジン−1−イル)−3−メチル−6−オキソ−2、3−ジヒドロ−6H−1−オキサ−3、3a−ジアザ−フェナレン−5−カルボン酸(13)
5aを調製するための手順を用いることで、TNOC(520g、1.84mmol、1.0eq.)および12(1.0g、5.55mmol、3.0eq.)を用いて13を得た。
混合物を蒸発させ、トルエンと共沸させ、メタノールとともに超音波処理し、還流し、そして濾過することで、黄色の固形物として標記化合物が得られた(645mg、78%)。
HPLC(H2O中5%ないし80%ACNの勾配):>99%
MS(ESI+)(+0.1%HCOOH):457.1[C22H21FN4O6+H]+(m/z)
mp=278〜280°C]
[0104] 実施例7:8−フルオロ−3−メチル−6−オキソ−9−[3−ピラジン−2−イルアミノ)−ピロリジン−1−イル]−2、3−ジヒドロ−6−H−1−オキサ−3、3a−ジアザ−フェナレン−5−カルボン酸(17)]
[0105] ステップA:15の調製]
[0106] 3−アミノ−ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル14{Alegria、2004#20}を3−アミノメチル−ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルに代えたことを除いて3a−3bの調製で記載した手順を用いることで、無色の油として標記化合物が得られた(800mg、69%)。]
[0107] ステップB:16の調製]
[0108] 15を3cに代えたことを除いて4cの調製で記載した手順を用いることで、残留物を、シリカゲル上でフラッシュ・クロマトグラフィ(ジクロロメタン−7NNH3メタノール(5%から20%までの7NNH3を含むメタノール勾配)による溶出)で精製した。
無色の油として、標記化合物が得られた(500mg、定量的)。
MS(ESI+)(+0.1%HCOOH):165.18[C8H12N4+H]+(m/z)
ステップC:8−フルオロ−3−メチル−6−オキソ−9−[3−ピラジン−2−イルアミノ)−ピロリジン−1−イル]−2、3−ジヒドロ−6−H−1−オキサ−3、3a−ジアザ−フェナレン−5−カルボン酸(17)
16(500mg、3.05mmol、3.0eq.)を3a−3bに代えたことを除いて5aの調製で記載した手順を用いることで、黄色の固形物として標記化合物が得られた(175mg、41%)。
HPLC(H2O中5%ないし80%ACNの勾配):>99%
MS(ESI+)(+0.1%HCOOH):427.15[C20H19FN6O4+H]+(m/z)
mp=269°C、dec.]
[0109] 実施例8:8−フルオロ−3−メチル−6−オキソ−9−[3−ピリジン−2−イルアミノ)−ピロリジン−1−イル]−2、3−ジヒドロ−6H−1−オキサ−3、3a−ジアザ−フェナレン−5−カルボン酸(22)]
[0110] ステップA:20の調製]
[0111] 2−フルオロピリジン(1.0ml、11.29mmol、1.0eq.)および1−ベンジル−ピロリジン−3−イルアミン(2.0g、11.29mmol、1.0eq.)を含む乾燥THF(25ml)の78℃溶液に対して、1MのLiHMDS1Mを含むTHF(23ml、22.57mmol、2.0eq.)を添加した。
反応混合物を室温で1時間攪拌し、次いで90℃で一晩攪拌した。
この反応物を水で希釈し、酢酸メチルで抽出し、有機抽出物を無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、さらに減圧下で蒸発させた。
結果として得られる粗生成物を、シリカゲル上でフラッシュ・クロマトグラフィ(100%酢酸エチルで溶出)によって精製することで、無色のガムとして20(2.08g、72%)が得られた。
MS(ESI+)(+0.1%HCOOH):254.06[C16H19N3+H]+(m/z)]
[0112] ステップB:21の調製]
[0113] メタノール(25ml)に20(2.08g、8.22mmol)を含んでなる溶液に対して、トリフルオロ酢酸およびPd/C(500mg)を2滴加えた。
この混合物を、大気圧および45℃で36時間にわたって水素化処理した。
この反応物をセライト(Celite)(登録商標)上で濾過し、還元圧下で蒸発させた。
残留物を、シリカゲル上でフラッシュ・クロマトグラフィ(ジクロロメタン−メタノール(5%ないし10%メタノール勾配)、続いてジクロロメタン−7NNH3を含むメタノール(メタノール中、10%ないし20%の7NNH3勾配)で溶出)で精製した。橙色の油として標記化合物が得られた(1.3g、97%)。
MS(ESI+)(+0.1%HCOOH):164.16[C9H13N3+H]+(m/z)
ステップC:8−フルオロ−3−メチル−6−オキソ−9−[3−ピリジン−2−イルアミノ)−ピロリジン−1−イル]−2、3−ジヒドロ−6H−1−オキサ−3、3a−ジアザ−フェナレン−5−カルボン酸(22)
21(1.3g、7.96mmol、3.2eq.)を4aに代えたことを除いて5aの調製で記載した手順を用いることで、黄色の固形物として標記化合物が得られた(900mg、85%)。
HPLC(H2O中、20%ないし80%のACN勾配:>99%
MS(ESI+)(+0.1%HCOOH):426.1[C21H20FN5O4+H]+(m/z)
mp=278〜280°C]
[0114] 実施例9:8−フルオロ−3−メチル−9−[3−(5−メチル−[1、3、4]オキサジアゾール−2−イルアミノ)−ピロリジン−1−イル−6−オキソ−2、3−ジヒドロ−6H−1−オキサ−3、3a−ジアザ−フェナレン−5−カルボン酸(24d)]
[0115] ステップA:24bの調製]
[0116] 3−ヒドロキシ−ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(1.1g、5.87mmol)23{Hansen、2003#1}を6に代えたことを除いて8bの調製で記載した手順を用いることで、結果として得られる粗生成物をシリカゲル上でフラッシュ・クロマトグラフィ(シクロヘキサン−酢酸エチル(9:1ないし1:1)で溶出)によって精製することで、粘性油として24bを得ることができた(2.5g、光延試薬による汚染)。]
[0117] ステップB:24cの調製]
[0118] 24bを3a−3bに代えたことを除いて4a−4bの調製で記載した手順を用いることで、無色の油として標記化合物が得られた(200mg、20%)。
MS(ESI+)(+0.1%HCOOH):169.24[C7H12N4O+H]+(m/z)
ステップC:8−フルオロ−3−メチル−9−[3−(5−メチル−[1、3、4]オキサジアゾール−2−イルアミノ)−ピロリジン−1−イル−6−オキソ−2、3−ジヒドロ−6H−1−オキサ−3、3a−ジアザ−フェナレン−5−カルボン酸(24d)
24c(200mg、1.19mmol、2.0eq.)を9bに代えたことを除いて10bの調製で記載した手順を用いることで、沈殿物を濾過し、水で洗い、続いてジエチルエーテルで洗うことで、黄色の固形物として標記化合物が得られた(62mg、25%)。
HPLC(H2O中5%ないし95%ACNの勾配):>95%
MS(ESI+)(+0.1%HCOOH):431.2[C19H19FN6O5+H]+(m/z)
mp=285°C]
[0119] 実施例10:8−フルオロ−3−メチル−6−オキソ−9−[3−([1、3、4]チアジアゾール−2−イルアミノ)−ピロリジン−1−イル]−2、3−ジヒドロ−6H−1−オキサ−3、3a−ジアザ−フェナレン−5−カルボン酸(25d)]
[0120] ステップA:25bの調製]
[0121] 3−ヒドロキシ−ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(1.88g、10.0mmol、1.0eq.)23{Hansen、2003#1}を6に代え、また25a{Gravestock、2003#2}(1.62g、8.06mmol、0.8eq.)を7aに代えたことを除いて6の調製で記載した手順を用いることで、結果として得られる粗生成物を、シリカゲル上でフラッシュ・クロマトグラフィ(シクロヘキサン−酢酸エチル(9:1ないし8:2)で溶出)によって精製することで、粘性油として25bを得た(1.63g、54%)。]
[0122] ステップB:25cの調製]
[0123] 25b(2.7g、7.29mmol)を3a−3bに代えたことを除いて4a−4bの調製で記載した手順を用いることで、残留物を、シリカゲル上でフラッシュ・クロマトグラフィ(ジクロロメタン−メタノール(5%ないし10%メタノール勾配)で溶出し、続いてジクロロメタン−7NNH3を含むメタノール(10%ないし40%の7NNH3を含むメタノール勾配)で溶出)によって精製することで、無色の油として標記化合物が得られた(951mg、76%)。
ステップC: 8-フルオロ-3-メチル-6-オキソ-9-[3-([1、3、4]チアジアゾール-2-イルアミノ)-ピロリジン-1-イル]-2、3-ジヒドロ-6H-1-オキサ−3、3a-ジアザ-フェナレン-5-カルボン酸(25d)
25c(950 mg、5.59 mmol、3.0 eq.)を4aに代えたことを除いて5aを調製するための手順を用いることで、沈殿物を濾過し、水で洗い、残留物を温メタノール中でトリチュレートし、さらに濾過後、黄色の固形物として標記化合物が得られた(688mg、73%)。
HPLC(H2O中5%ないし95%ACNの勾配):>90%
MS(ESI+)(+0.1%HCOOH):433.1[C18H17FN6O4S+H]+(m/z)
mp=320°C、dec.]
[0124] 実施例11:8−フルオロ−3−メチル−6−オキソ−9−[3−([1、2、4]チアジアゾール−5−イルアミノ)−ピロリジン−1−イル]−2、3−ジヒドロ−6H−1−オキサ−3、3a−ジアザ−フェナレン−5−カルボン酸(26d)]
[0125] ステップA:26bの調製]
[0126] 3−ヒドロキシ−ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(1.2g、6.41mmol、1.0eq.)23{Hansen、2003#1}を6に代え、26a{Gravestock、2003#2}(1.03g、5.13mmol、0.8eq.)を7aに代えたことを除いて8aの調製で記載した手順を用いることで、結果として得られる粗生成物を、シリカゲル上でフラッシュ・クロマトグラフィ(シクロヘキサン−酢酸エチル(9:1ないし8:2)で溶出)によって精製することで、粘性油として26bが得られた(2.03g、85%)。]
[0127] ステップB:26cの調製]
[0128] 26b(2.0g、5.40mmol)を3a−3bに代えたことを除いて4a−4bの調製で記載した手順を用いることで、残留物をシリカゲル上でフラッシュ・クロマトグラフィ(ジクロロメタン−メタノール(5%ないし20%のメタノール勾配)で溶出し、次にジクロロメタン−7NNH3を含むメタノール(5%ないし40%の7NNH3を含むメタノール勾配)で溶出)によって精製することで、無色の油として標記化合物が得られた(1.0g、定量的)。
ステップC:8−フルオロ−3−メチル−6−オキソ−9−[3−([1、2、4]チアジアゾール−5−イルアミノ)−ピロリジン−1−イル]−2、3−ジヒドロ−6H−1−オキサ−3、3a−ジアザ−フェナレン−5−カルボン酸(26d)
26c(1.0g、5.88mmol、2.5eq.).を25cに代えたことを除いて25dの調製で記載した手順を用いることで、残留物を温メタノール中でトリチュレートして濾過することで、黄色の固形物として標記化合物が得られた(614mg、61%)。
HPLC(H2O中、5%ないし95%のACN勾配):>95%
MS(ESI+)(+0.1%HCOOH):433.2[C18H17FN6O4S+H]+(m/z)
mp=285°C、dec.]
[0129] 実施例12:9−[3−(4、5−Diメチル−チアゾール−2−イルアミノ)−ピロリジン−1−イル]−8−フルオロ−3−メチル−6−オキソ−2、3−ジヒドロ−6H−1−オキサ−3、3a−ジアザ−フェナレン−5−カルボン酸(27d)]
[0130] ステップA:27aの調製]
[0131] 2−アミノ−4、5−ジメチルチアゾール塩酸塩(2.5g、15.2mmol、1.0eq.)を2−アミノチアゾールに代えたことを除いて7aを調製するための手順を用いることで、白色の固形物として標記化合物が得られた(107g、31%)。]
[0132] ステップB:27bの調製]
[0133] 3−ヒドロキシ−ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(1.1g、5.83mmol、1.0eq.)23{Hansen、2003#1}を6に代え、かつ27a(1.07g、4.67mmol、0.8eq.)を7aに代えたことを除いて、8aを調製するための手順を用いることで、結果として得られる粗生成物を、シリカゲル上でフラッシュ・クロマトグラフィ(シクロヘキサン−酢酸エチル(1:0ないし8:2)で溶出)で精製することにより、無色の油として、27bが得られた(1.45g、78%)。
ステップC:27cの調製]
[0134] 15mlの4NHClを含むジオキサンにより、27b(1.45g、3.65mmol)を3cに代えたことを除いて4cの調製で記載した手順を用いることで、残留物をシリカゲル上でフラッシュ・クロマトグラフィ(ジクロロメタン−7NNH3メタノール(5%から20%までの7NNH3を含むメタノール勾配)による溶出)で精製した。無色の油として標記化合物が得られた(940mg、定量的)。
MS(ESI+)(+0.1%HCOOH):198.21[C9H15N3S+H]+(m/z)
ステップD:9−[3−(4、5−Diメチル−チアゾール−2−イルアミノ)−ピロリジン−1−イル]−8−フルオロ−3−メチル−6−オキソ−2、3−ジヒドロ−6H−1−オキサ−3、3a−ジアザ−フェナレン−5−カルボン酸(27d)
27c(940mg、4.76mmol、4.0eq.)を4c代えたことを除いて5cの調製で記載した手順を用いた。
残留物を水でトリチュレートして濾過した。
結果として得られる固形物をトリチュレート、最初にメタノールで濾過し、続いてジクロロメタンで濾過し、最後にメタノールで濾過することで、黄色の固形物として標記化合物が得られた(143mg、26%)。
HPLC(H2O中5%ないし95%ACNの勾配):>95%
MS(ESI+)(+0.1%HCOOH):460.4[C21H22FN5O4S+H]+(m/z)
mp=266°C、dec.]
[0135] 実施例13:8−フルオロ−3−メチル−9−[3−(4−メチル−チアゾール−2−イルアミノ)−ピロリジン−1−イル]−6−オキソ−2、3−ジヒドロ−6H−1−オキサ−3、3a−ジアザ−フェナレン−5−カルボン酸(28d)]
[0136] ステップA:28bの調製]
[0137] 3−ヒドロキシ−ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(1.1g、5.83mmol、1.0eq.)23{Hansen、2003#1}を6に代え、かつ28a{HadidaRuah、2007#3}(1.0g、4.67mmol、0.8eq.)を7aに代えたことを除いて、8aを調製するための手順を利用した。
結果として得られる粗生成物を、シリカゲル上でフラッシュ・クロマトグラフィ(シクロヘキサン−酢酸エチル(1:0ないし8:2)で溶出)で精製することにより、無色の油として、28bが得られた(1.45g、87%)。]
[0138] ステップB:28cの調製]
[0139] 7mlの4NHClを含むジオキサンにより、28b(1.55g、4.04mmol)を3cに代えたことを除いて4cの調製で記載した手順を用いた。
残留物をシリカゲル上でフラッシュ・クロマトグラフィ(ジクロロメタン−7NNH3メタノール(5%から10%までの7NNH3を含むメタノール勾配)による溶出)で精製した。
白色の固形物として標記化合物が得られた(1.0g、定量的)。
MS(ESI+)(+0.1%HCOOH):184.15[C8H13N3S+H]+(m/z)
ステップC:8−フルオロ−3−メチル−9−[3−(4−メチル−チアゾール−2−イルアミノ)−ピロリジン−1−イル]−6−オキソ−2、3−ジヒドロ−6H−1−オキサ−3、3a−ジアザ−フェナレン−5−カルボン酸(28d)
28c(1.0g、5.46mmol、4.0eq.)を4cに代えたことを除いて5cの調製で記載した手順を用いた。
反応物を減圧下で濃縮し、残留物を水でトリチュレートして濾過した。
分析試料を分取TLC精製(ジクロロメタン−メタノール(2.5%ないし5%のメタノール)で溶出)によって得ることで、黄色の固形物として標記化合物が得られた(100mg、3%)。
HPLC(H2O中5%ないし95%ACNの勾配):>99%
MS(ESI+)(+0.1%HCOOH):446.2[C20H20FN5O4S+H]+(m/z)
mp=260°C、dec.]
[0140] 実施例14:8−フルオロ−3−メチル−9−[3−(5−メチル−チアゾール−2−イルアミノ)−ピロリジン−1−イル]−6−オキソ−2、3−ジヒドロ−6H−1−オキサ−3、3a−ジアザ−フェナレン−5−カルボン酸(29d)]
[0141] ステップA:29aの調製]
[0142] 2−アミノ−5−メチルチアゾール(2.0g、17.5mmol、1.0eq.)を2−アミノチアゾールに代えたことを除いて7aの調製で記載した手順を用いることで、白色の固形物として標記化合物が得られた(1.07g、45%)。]
[0143] ステップB:29bの調製]
[0144] 3−ヒドロキシ−ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(1.86g、9.92mmol、1.0eq.)23{Hansen、2003#1}を6に代え、かつ29a(1.7g、7.93mmol、0.8eq.)を7aに代えたことを除いて、8aを調製するための手順を利用した。
結果として得られる粗生成物を、シリカゲル上でフラッシュ・クロマトグラフィ(シクロヘキサン−酢酸エチル(1:0ないし1:1)で溶出)で精製することにより、黄色の油として、29bが得られた(2.1g、69%)。]
[0145] ステップC:29cの調製]
[0146] 15mlの4NHClを含むジオキサンにより、29b(2.1g、5.48mmol、1.0eq.)を3cに代えたことを除いて4cの調製で記載した手順を用いた。
残留物をシリカゲル上でフラッシュ・クロマトグラフィ(ジクロロメタン−7NNH3メタノール(5%から20%までの7NNH3を含むメタノール勾配)による溶出)で精製した。白色の固形物として標記化合物が得られた(930mg、93%)。
MS(ESI+)(+0.1%HCOOH):184.15[C8H13N3S+H]+(m/z)
ステップD:8−フルオロ−3−メチル−9−[3−(5−メチル−チアゾール−2−イルアミノ)−ピロリジン−1−イル]−6−オキソ−2、3−ジヒドロ−6H−1−オキサ−3、3a−ジアザ−フェナレン−5−カルボン酸(29d)
29c(930mg、5.13mmol、4.0eq.).を4c代えたことを除いて5cの調製で記載した手順を用いた。
反応物を減圧下で濃縮し;残留物を水でトリチュレートして濾過した。
分析試料を分取TLC精製(ジクロロメタン−メタノール(2.5%ないし5%のメタノール)で溶出)によって得ることで、黄色の固形物として標記化合物が得られた(72mg、25%)。
HPLC(H2O中5%ないし95%ACNの勾配):>95%
MS(ESI+)(+0.1%HCOOH):446.1[C20H20FN5O4S+H]+(m/z)
mp=265°C、dec.]
[0147] 実施例15:8−フルオロ−3−メチル−9−[3−(3−メチル−isoチアゾール−5−イルアミノ)−ピロリジン−1−イル]−6−オキソ−2、3−ジヒドロ−6H−1−オキサ−3、3a−ジアザ−フェナレン−5−カルボン酸(30d)]
[0148] ステップA:30bの調製]
[0149] 3−ヒドロキシ−ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(1.7g、9.08mmol、1.0eq.)23{Hansen、2003#1}を6に代え、かつ230a{Butira、2004#4}(1.94g、9.08mmol、1.0eq.)を7aに代えたことを除いて、8aを調製するための手順を利用した。
結果として得られる粗生成物を、シリカゲル上でフラッシュ・クロマトグラフィ(シクロヘキサン−酢酸エチル(9:1ないし7:3)で溶出)で精製することにより、黄色の油として、29bが得られた(2.9g、84%)。]
[0150] ステップB:30cの調製]
[0151] 30b(2.9g、7.57mmol、1.0eq.)を3a−3bに代えたことを除いて4a−4bの調製で記載した手順を用いた。残留物をシリカゲル上でフラッシュ・クロマトグラフィ、(ジクロロメタン−メタノール(5%ないし10%メタノール勾配)で溶出)し、続いてシリカゲル上でフラッシュ・クロマトグラフィ(ジクロロメタン−7NNH3メタノール(10%から30%までの7NNH3を含むメタノール勾配)による溶出)で精製した。
無色の油として標記化合物が得られた(1.0g、72%)。
ステップB:8−フルオロ−3−メチル−9−[3−(3−メチル−isoチアゾール−5−イルアミノ)−ピロリジン−1−イル]−6−オキソ−2、3−ジヒドロ−6H−1−オキサ−3、3a−ジアザ−フェナレン−5−カルボン酸(30d)
3−ヒドロキシ−ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(1.7g、9.08mmol、1.0eq.)23{Hansen、2003#1}を6に代え、かつ230a{Butira、2004#4}(1.94g、9.08mmol、1.0eq.)を7aに代えたことを除いて、8aを調製するための手順を利用した。
反応物を減圧下で濃縮し、残留物をエタノールでトリチュレートして濾過した(251mg)。
分析試料を分取TLC精製(ジクロロメタン−メタノール(2.5%ないし7.5%のメタノール)で溶出)によって得ることで、黄色の固形物として標記化合物が得られた(42mg、10%)。
HPLC(H2O中5%ないし95%ACNの勾配):>95%
MS(ESI+)(+0.1%HCOOH):446.26[C20H20FN5O6S+H]+(m/z)
Mp=265°C]
[0152] 実施例16:8−フルオロ−3−メチル−9−[3−(3−メチル−イソキサゾール−5−イルアミノ)−ピロリジン−1−イル]−6−オキソ−2、3−ジヒドロ−6H−1−オキサ−3、3a−ジアザ−フェナレン−5−カルボン酸(31d)]
[0153] ステップA:31bの調製]
[0154] 3−ヒドロキシ−ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(0.47g、2.52mmol、1.0eq.)23{Hansen、2003#1}を6に代え、かつ31a{Gravestock、2003#2}(0.4g、2.02mmol、0.8eq.)を7aに代えたことを除いて、8aを調製するための手順を利用した。
結果として得られる粗生成物を、シリカゲル上でフラッシュ・クロマトグラフィ(シクロヘキサン−酢酸エチル(95:5ないし6:4))で溶出)で精製することにより、白色の固形物として、31bが得られた(0.5g、67%)]
[0155] ステップB:31cの調製]
[0156] 10mlの4NHClを含むジオキサンにより、31b(0.6g、1.63mmol、1.0eq.)を3cに代えたことを除いて4cの調製で記載した手順を用いた。
残留物をシリカゲル上でフラッシュ・クロマトグラフィ(ジクロロメタン−7NNH3メタノール(5%から20%までの7NNH3を含むメタノール勾配)による溶出)で精製した。白色の固形物として標記化合物が得られた(230mg、84%)。
MS(ESI+)(+0.1%HCOOH):168.43[C8H13N3O+H]+(m/z)
ステップC:8−フルオロ−3−メチル−9−[3−(3−メチル−イソキサゾール−5−イルアミノ)−ピロリジン−1−イル]−6−オキソ−2、3−ジヒドロ−6H−1−オキサ−3、3a−ジアザ−フェナレン−5−カルボン酸(31d)
31c(230mg、1.38mmol、2.0eq.)を4cに代えたことを除いて5cの調製で記載した手順を用いた。反応物を減圧下で濃縮し;残留物を水でトリチュレートして(溶かして)濾過した。
分析試料を分取TLC精製(ジクロロメタン−メタノール(2.5%ないし5%のメタノール)で溶出)によって得ることで、黄色の固形物として標記化合物が得られた(50mg、17%).
HPLC(H2O中5%ないし95%ACNの勾配):>95%
MS(ESI+)(+0.1%HCOOH):430.2[C20H20FN5O5+H]+(m/z)
mp=244°C、dec.]
[0157] 実施例17:8−フルオロ−3−メチル−9−[3−(5−メチル−イソキサゾール−3−イルアミノ)−ピロリジン−1−イル]−6−オキソ−2、3−ジヒドロ−6H−1−オキサ−3、3a−ジアザ−フェナレン−5−カルボン酸(32d)]
[0158] ステップA:32bの調製]
[0159] 3−ヒドロキシ−ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(4.25g、22.7mmol、1.0eq.)23{Hansen、2003#1}を6に代え、かつ32a{AlmansaRosales、2006#5}(3.6g、18.2mmol、0.8eq.)を7aに代えたことを除いて、8aを調製するための手順を利用した。
結果として得られる粗生成物を、シリカゲル上でフラッシュ・クロマトグラフィ(シクロヘキサン−酢酸エチル(1:0ないし8:2)で溶出)で精製することにより、無色の油として、32bが得られた(1.8g、27%)]
[0160] ステップB:32cの調製]
[0161] 10mlの4NHClを含むジオキサンにより、32b(1.8g、4.9mmol、1.0eq.)を3cに代えたことを除いて4cの調製で記載した手順を用いた。
残留物をシリカゲル上でフラッシュ・クロマトグラフィ(ジクロロメタン−7NNH3メタノール(5%から20%までの7NNH3を含むメタノール勾配)による溶出)で精製した。白色の固形物として標記化合物が得られた(1.0g、定量的)。
MS(ESI+)(+0.1%HCOOH):168.22[C8H13N3O+H]+(m/z)
ステップC:8−フルオロ−3−メチル−9−[3−(5−メチル−イソキサゾール−3−イルアミノ)−ピロリジン−1−イル]−6−オキソ−2、3−ジヒドロ−6H−1−オキサ−3、3a−ジアザ−フェナレン−5−カルボン酸(32d)
32c(1.0g、5.98mmol、4.0eq.)を4c代えたことを除いて5cの調製で記載した手順を用いた。
反応物を減圧下で濃縮し、残留物を、最初に水で、次にメタノールで、トリチュレートして濾過することで、黄色の固形物として標記化合物が得られた(532mg、83%)。
HPLC(H2O中5%ないし95%ACNの勾配):>99%
MS(ESI+)(+0.1%HCOOH):430.25[C20H20FN5O5+H]+(m/z)
mp=263°C、dec.]
[0162] 実施例18:8−フルオロ−3−メチル−6−オキソ−9−[(S)−3−(チアゾール−2−イルアミノ)−ピロリジン−1−イル]−2、3ジヒドロ−6H−1−オキサ−3、3a−ジアザ−フェナレン−5−カルボン酸(36a)]
[0163] ステップA:34aの調製]
[0164] R)−3−ヒドロキシ−ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル33a(1.0g、5.34mmol、1.1eq.)および7a(1.17g、5.87mmol、1.0eq.)を6に代えたことを除いて、8aを調製するための手順を用いることで、結果として得られる粗生成物を、シリカゲル上でフラッシュ・クロマトグラフィ(シクロヘキサン−酢酸エチル(95:5ないし85:15))で溶出)で精製することにより、無色の油として、34aが得られた(1.8g、97%)。]
[0165] ステップB:35aの調製]
[0166] 20mlの4NHClを含むジオキサンにより、34a(1.8g、4.87mmol、1.0eq.)を3cに代え、かつ酢酸エチルをジクロロエタンに代えたことを除いて4cの調製で記載した手順を用いた。
反応物を60℃で1時間攪拌し、減圧下で濃縮した。
残留物をシリカゲル上でフラッシュ・クロマトグラフィ(ジクロロメタン−メタノール(5%ないし10%メタノール勾配)で、続いてジクロロメタン−7NNH3を含むメタノール(20%から50%までの7NNH3を含むメタノール勾配)による溶出)で精製した。
白色の固形物(780mg、94%)として標記化合物が得られた(780mg、94%)。
MS(ESI+)(+0.1%HCOOH):170.15[C7H11N3S+H]+(m/z)
ステップC:8−フルオロ−3−メチル−6−オキソ−9−[(S)−3−(チアゾール−2−イルアミノ)−ピロリジン−1−イル]−2、3ジヒドロ−6H−1−オキサ−3、3a−ジアザ−フェナレン−5−カルボン酸(36a)
35a(780mg、4.61mmol、3.0eq.).を9bに代えたことを除いて10bの調製のための手順を用いた。
反応物を減圧下で濃縮し、残留物をメタノールでトリチュレートして濾過した(462mg)。
分析試料を分取TLC精製(ジクロロメタン−メタノール(2.5%ないし5%のメタノール)で溶出)によって得ることで、黄色の固形物として標記化合物が得られた(30mg、17%)。
HPLC(H2O中5%ないし80%ACNの勾配):>99%
MS(ESI+)(+0.1%HCOOH):432.18[C19H18FN5O4S+H]+(m/z)
mp=275℃]
[0167] 実施例19:8−フルオロ−3−メチル−6−オキソ−9−[(R)−3−(チアゾール−2−イルアミノ)−ピロリジン−1−イル]−2、3−ジヒドロ−6H−1−オキサ−3、3a−ジアザ−フェナレン−5−カルボン酸(36b)]
[0168] ステップA:34bの調製]
[0169] (S)−3−ヒドロキシ−ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル33b(1.0g、5.34mmol、1.0eq.)および7a(1.07g、5.34mmol、1.0eq.)を6に代えたことを除いて、8aを調製するための手順を利用した。結果として得られる粗生成物を、シリカゲル上でフラッシュ・クロマトグラフィ(シクロヘキサン−酢酸エチル(1:0ないし8:2)で溶出)で精製することにより、無色の油として、34aが得られた(1.8g、定量的)。
1HNMR(CDCl3):d7.60(d、1H、J=3.7)、7.02(d、1H、J=3.6)、5.73−5.62(m、1H)、3.40−3.31(m、1H)、3.74−3.67(m、3H)、2.52−2.39(m、1H)、2.22−2.13(m、1H)、1.57(s、9H)、1.46(s、9H).]
[0170] ステップB:35bの調製]
[0171] 15mlの4NHClを含むジオキサンにより、34b(1.8g、4.87mmol)を3cに代えたことを除いて4cの調製で記載した手順を用いた。
残留物をシリカゲル上でフラッシュ・クロマトグラフィ(ジクロロメタン−7NNH3メタノール(5%から20%までの7NNH3を含むメタノール勾配)による溶出)で精製した。
白色の固形物として標記化合物が得られた(900)。
MS(ESI+)(+0.1%HCOOH):170.17[C7H11N3S+H]+(m/z)
ステップC:8−フルオロ−3−メチル−6−オキソ−9−[(R)−3−(チアゾール−2−イルアミノ)−ピロリジン−1−イル]−2、3−ジヒドロ−6H−1−オキサ−3、3a−ジアザ−フェナレン−5−カルボン酸(36b)
35b(900mg、5.32mmol、4.0eq.)を4cに代えたことを除いて、5cを調製するための手順を利用した。
反応物を減圧下で濃縮し、残留物を水でトリチュレートして濾過した。
結果として得られる残留物をメタノールでトリチュレートして濾過することで、黄色の固形物として標記化合物が得られた(440mg、77%)。
HPLC(H2O中5%ないし80%ACNの勾配):>95%
MS(ESI+)(+0.1%HCOOH):432.12[C19H18FN5O4S+H]+(m/z)
mp=245−250°C°C、dec.]
[0172] 実施例20:9−[3−(4、5−ジヒドロ−チアゾール−2−イルアミノ)−ピロリジン−1−イル]−8−フルオロ−3−メチル−6−オキソ−2、3−ジヒドロ−6H−1−オキサ−3、3a−ジアザ−フェナレン−5−カルボン酸(40)]
[0173] ステップA:37の調製]
[0174] 14(1.5g、8.05mmol、1.0eq.)を含む乾燥ジクロロメタン(40ml)の−78°C溶液に対して、チオカルボニルイミダゾール(1.81g、9.66mmol、1.2eq.)を添加した。
次に、混合物を一晩かけてゆっくりと室温に戻した。
この反応混合物を水で洗い、有機抽出物を無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、そして減圧下で蒸発させた。
次に、混合物を一晩かけてゆっくりと室温に戻した。
この反応混合物を水で洗い、有機抽出物を無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、そして減圧下で蒸発させた。
残留物をシリカゲル上でフラッシュ・クロマトグラフィ(シクロヘキサン−酢酸エチル(9:1ないし7:3)で溶出)で精製することにより、無色の油として、37が得られた(1.29g、70%)。]
[0175] ステップB:38の調製]
[0176] 37(1.87g、8.19mmol、1.0q.)を含む乾燥THF(30ml)の溶液に対して、トリエチルアミン(2.3ml、16.38mmol、2.0eq.)および2−クロロエチルアミン塩酸塩(1.14g、9.33mmol、1.14eq.)を添加した。
室温で18時間の後、この反応混合物を1日還流した。
冷却後、塩を濾過し、さらに濾液を減圧下で蒸発させた。残留物をシリカゲル上でフラッシュ・クロマトグラフィ(100%酢酸エチル、続いてジクロロメタン−メタノール(5%から15%のメタノール勾配)で溶出)で精製することにより、無色の油として38が得られた(1.9g、85%)。]
[0177] ステップC:39の調製]
[0178] 38(1.9g、7.00mmol)を3a−3bに代えたことを除いて4a−4bの調製で記載した手順を用いることで、残留物をシリカゲル上でフラッシュ・クロマトグラフィ(ジクロロメタン−メタノール(5%ないし10%メタノール勾配)、続いて(ジクロロメタン−7NNH3を含むメタノール(10%から30%の7NNH3を含むメタノール勾配)による溶出)で精製することにより、無色の油として標記化合物が得られた(0.5g、42%)。
ステップD:9−[3−(4、5−ジヒドロ−チアゾール−2−イルアミノ)−ピロリジン−1−イル]−8−フルオロ−3−メチル−6−オキソ−2、3−ジヒドロ−6H−1−オキサ−3、3a−ジアザ−フェナレン−5−カルボン酸(40)
39(500mg、2.92mmol、2.7eq.)を9bに代えたことを除いて10bの調製で記載した手順を用いた。この反応物を濾過した(125mg)、分析試料を分取TLC精製(ジクロロメタン−メタノール(2.5%ないし5%のメタノール)で溶出)によって得ることで、黄色の固形物として標記化合物が得られた(30mg、6.5%)。
HPLC(H2O中5%ないし95%ACNの勾配):>99%
MS(ESI+)(+0.1%HCOOH):434.0[C19H20FN5O4S+H]+(m/z)
mp=265〜267°C、dec.]
[0179] 実施例21:8−フルオロ−3−メチル−6−オキソ−9−[3−([1、2、4]トリアゾールo−1−イル)−ピロリジン]−−2、3−ジヒドロ−6H−1−オキサ−3、3a−ジアザ−フェナレン−5−カルボン酸and8−フルオロ−3−メチル−6−オキソ−9−[3−([1、3、4]トリアゾールo−1−イル)−ピロリジン−2、3−ジヒドロ−6H−1−オキサ−3、3a−ジアザ−フェナレン−5−カルボン酸(44a−44b)]
[0180] ステップA:42a−42bの調製]
[0181] 23(1.6g、8.54mmol、1.0eq.)を5(R)−3−[4−(1−シアノシクロプロパン−1−イル]−5−ヒドロキシメチルオキサゾリジン−2−オンオキサゾリジン−2−オンに代え、ジエチルアゾジカルボキシレートをテトラメチルアゾジカルボキシアミドに代え、トリフェニルホスフィンをブチルホスフィンに代え、さらにテトラヒドロフランをベンゼンに代えたことを除いて、US2003/0225107に報告された手順に基づいて調製した。
結果として得られる粗生成物をシリカゲル上でフラッシュ・クロマトグラフィ(シクロヘキサン−酢酸エチル(7:3ないし0:1)で溶出)で精製することにより、無色の油として、42a−42bが得られた(845mg、42%)。]
[0182] ステップB:43a〜43bの調製]
[0183] 42a−42b(950mg、3.98mmol)を3a−3bに代えたことを除いて4a−4bの調製で記載した手順を用いることで、残留物をシリカゲル上でフラッシュ・クロマトグラフィ(ジクロロメタン−メタノール(5%ないし10%メタノール勾配)、続いてジクロロメタン−7NNH3を含むメタノール(10%から30%の7NNH3を含むメタノール勾配)による溶出)で精製することにより、淡黄色の油として43a−43bが得られた(555mg、定量的)。
MS(ESI+)(+0.1%HCOOH):139.22[C6H10N4+H]+(m/z)
ステップC:8−フルオロ−3−メチル−6−オキソ−9−[3−([1、2、4]トリアゾールo−1−イル)−ピロリジン]−−2、3−ジヒドロ−6H−1−オキサ−3、3a−ジアザ−フェナレン−5−カルボン酸and8−フルオロ−3−メチル−6−オキソ−9−[3−([1、3、4]トリアゾールo−1−イル)−ピロリジン−2、3−ジヒドロ−6H−1−オキサ−3、3a−ジアザ−フェナレン−5−カルボン酸(44a−44b)
43a−43b(555mg、4.02mmol、2.8eq.)を4aに代えたことを除いて、5aを調製するための手順を用いることで、標記化合物を調製した。沈殿物を濾過して水で洗い、残留物を温メタノールでトリチュレートすることで、濾過後に黄色の固形物として標記化合物が得られた(371mg、65%)。
HPLC(H2O中5%ないし95%ACNの勾配):>99%
MS(ESI+)(+0.1%HCOOH):401.2[C18H17FN6O4+H]+(m/z)
mp=277〜279°C]
[0184] 実施例22:8−フルオロ−3−メチル−6−オキソ−9−[3−([1、2、3]トリアゾールo−1−イル)−ピロリジン]−−2、3−ジヒドロ−6H−1−オキサ−3、3a−ジアザ−フェナレン−5−カルボン酸and8−フルオロ−3−メチル−6−オキソ−9−[3−([1、2、5]トリアゾールo−1−イル)−ピロリジン−2、3−ジヒドロ−6H−1−オキサ−3、3a−ジアザ−フェナレン−5−カルボン酸(49a−49b)]
[0185] ステップA:47a−47bの調製]
[0186] 45{Genevois−Borella、2005#21}(1.6g、8.53mmol、1.0eq.)を5(R)−3−[4−(1−シアノシクロプロパン−1−イル]−5−メタンスルホニルオキシメチルオキサゾリジン−2−オンに代えたことを除いて、US2003/0225107に報告された手順に基づいて調製した。
結果として得られる粗生成物をシリカゲル上でフラッシュ・クロマトグラフィ(シクロヘキサン−酢酸エチル(1:0ないし1:1)で溶出)で精製することにより、白色の固形物として、47a−47bが得られた(1.4g、69%)。]
[0187] ステップB:48a−48bの調製]
[0188] 10mlの4NHClを含むジオキサンにより、47a−47b(1.9g、7.97mmol、1.0eq.)を3cに代えたことを除いて4cの調製で記載した手順を用いた。
残留物をシリカゲル上でフラッシュ・クロマトグラフィ(ジクロロメタン−7NNH3メタノール(0%から10%までの7NNH3を含むメタノール勾配)による溶出)で精製した。
白色の固形物として標記化合物が得られた(1807mg、73%)。
MS(ESI+)(+0.1%HCOOH):139.05[C6H10N4+H]+(m/z)
ステップC:8−フルオロ−3−メチル−6−オキソ−9−[3−([1、2、3]トリアゾールo−1−イル)−ピロリジン]−−2、3−ジヒドロ−6H−1−オキサ−3、3a−ジアザ−フェナレン−5−カルボン酸and8−フルオロ−3−メチル−6−オキソ−9−[3−([1、2、5]トリアゾールo−1−イル)−ピロリジン−2、3−ジヒドロ−6H−1−オキサ−3、3a−ジアザ−フェナレン−5−カルボン酸(49a−49b)
48a−48b(800mg、5.79mmol、3.0eq.)を4cに代えたことを除いて、5cを調製するための手順を用いた。
この反応混合物をエタノールに注ぎ、沈殿物を濾過してメタノールで洗うことにより、黄色の固形物として標記化合物が得られた(641mg、83%)。
HPLC(H2O中5%ないし95%ACNの勾配):>95%
MS(ESI+)(+0.1%HCOOH):400.99[C18H17FN6O4+H]+(m/z)
mp=278〜279°C、dec.]
[0189] 実施例23:8−フルオロ−3−メチル−6−オキソ−9−(3−[1、2、3]トリアゾール−1−イル−ピロリジン−1−イル)−2、3−ジヒドロ−6H−1−オキサ−3、3a−ジアザ−フェナレン−5−カルボン酸(49a)]
[0190] ステップA:47aの調製]
[0191] 50(EP1500643、1.5g、7.07mmol、1.0eq.)を5(R)−アジドメチル−3−[4−(1−シアノシクロプロパン−1−イル)フェニル]オキサゾリジン−2−オンに代えたことを除いて、US2003/0225107に報告された手順にもとづいて、標記化合物を調製した。
反応混合物を減圧下で蒸発させることにより、黄色の油として47aが得られた((1.7g、定量的)。]
[0192] ステップB:48aの調製]
[0193] 10mlの4NHClを含むジオキサンにより、47a(1.7g、7.07mmol)を3cに代えたことを除いて4cの調製で記載した手順を用いた。
残留物をシリカゲル上でフラッシュ・クロマトグラフィ(ジクロロメタン−7NNH3メタノール(0%から5%までの7NNH3を含むメタノール勾配)による溶出)で精製した。
白色の固形物として標記化合物が得られた(900mg、92%)。
ステップC:8−フルオロ−3−メチル−6−オキソ−9−(3−[1、2、3]トリアゾール−1−イル−ピロリジン−1−イル)−2、3−ジヒドロ−6H−1−オキサ−3、3a−ジアザ−フェナレン−5−カルボン酸(49a)
48a(1.03g、7.45mmol、4.0eq.)を4cに代えたことを除いて5cの調製で記載した手順を用いた。
この反応物をエタノールに注ぎ、反応混合物を減圧下で蒸発させることにより、黄色の固形物として標記化合物が得られた(580mg、78%)
HPLC(H2O中5%ないし95%ACNの勾配):>99%
MS(ESI+)(+0.1%HCOOH):401.19[C18H17FN6O4+H]+(m/z)
mp=264°C、dec.]
[0194] 実施例24:8−フルオロ−3−メチル−6−オキソ−9−[3−(1H−テトラzol−5−イル)−ピロリジン−1−イル]−2、3−ジヒドロ−6H−1−オキサ−3、3a−ジアザ−フェナレン−5−カルボン酸(54)]
[0195] ステップA:51の調製]
[0196] 45(4.66g、18.7mmol、1.0eq.)を含むアセトニトリル(10ml)の溶液にシアン化テトラブチルアンモニウム(10.0g、37.4mmol、2.0eq.)を添加し、この反応混合物を65℃で一晩攪拌した。
冷却後、この混合物を酢酸エチルで希釈し、飽和NaHCO3水溶液で洗った。
この有機抽出物を無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、さらに減圧下で蒸発させる。
結果として得られる粗生成物をシリカゲル上でフラッシュ・クロマトグラフィ(シクロヘキサン−酢酸エチル(1:0ないし1:1)で溶出)で精製することにより、黄色の油として51が得られた(2.9g、70%)。]
[0197] ステップB:52の調製]
[0198] 51(1.0g、51mml、1.0eq.)を含むトルエン(10ml)の溶液に対してアジ化ナトリウム(0.497g、7.64mmol、1.5eq.)およびトリエチルアミン塩酸塩を添加し、この反応混合物を100℃で24時間攪拌した。
冷却後、混合物を酢酸エチルで希釈し、水で洗った。
有機抽出物を無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、減圧下で蒸発させた。
結果として得られる粗生成物をシリカゲル上でフラッシュ・クロマトグラフィ(ジクロロメタンおよび5%のメタノールによる溶出)で精製することにより、黄色の油として標記化合物が得られた(1.0g、82%)。]
[0199] ステップC:53の調製]
[0200] 10mlの4NHClを含むジオキサンにより、52(1.09g、4.56mmol、1.0eq.)を3cに代えたことを除いて4cの調製で記載した手順を用いた。
残留物をジクロロメタンでトリチュレートして濾過した。
結果として得られる固形物を7NNH3メタノール中でトリチュレートさせ、減圧下で蒸発させた。
ベージュ色の固形物として標記化合物が得られた(780)。
ステップD:8−フルオロ−3−メチル−6−オキソ−9−[3−(1H−テトラzol−5−イル)−ピロリジン−1−イル]−2、3−ジヒドロ−6H−1−オキサ−3、3a−ジアザ−フェナレン−5−カルボン酸(54)
53(780mg、5.61mmol、4.0eq.).を4cに代えたことを除いて、5cを調製するための手順を用いた。
この反応物をエタノールに注ぎ、沈殿物を濾過した。
残留物のトリチュレートおよび濾過を、最初に水、次にメタノール、最後にジクロロメタンを用いておこなうことで、黄色の固形物として標記化合物が得られた(60mg、11%)。
HPLC(H2O中5%ないし95%ACNの勾配):>90%
MS(ESI+)(+0.1%HCOOH):402.28[C17H16FN7O4+H]+(m/z)
mp=250°C、dec.]
[0201] 実施例25:8−フルオロ−9−{3−[(フラン−2−カルボニル)−アミノ]−ピロリジン−1−イル}−3−メチル−6−オキソ−2、3−ジヒドロ−6H−1−オキサ−3、3a−ジアザ−フェナレン−5−カルボン酸(57a)]
[0202] ステップA:55aの調製]
[0203] 14(1.0g、4.97mmol、1.0eq.)を1に代えたことを除いて11の調製で記載した手順を用いることより、結果として得られる粗生成物ををシリカゲル上でフラッシュ・クロマトグラフィ(シクロヘキサン−酢酸エチル(8.2ないし0.1)で精製することにより、白色の固形物として55aが得られた(1.29g、92%)。]
[0204] ステップB:56aの調製]
[0205] イソプロパノール中10mlの4NHClにより、55c(1.29g、4.60mmol、1.0eq.)を3cに代え、かつ酢酸エチルをジクロロメタンに代えることを除いて、4cの調製で記載した手順を用いた。残留物をシリカゲル上でフラッシュ・クロマトグラフィ(ジクロロメタン−10%メタノール、続いてジクロロメタン−7NNH3を含むメタノール(0%から10%までの7NNH3を含むメタノール勾配)で溶出)で精製した。
白色のガムとして標記化合物が得られた(725mg、87%)。
MS(ESI+)(+0.1%HCOOH):181.33[C9H12N2O2+H]+(m/z)
ステップC:8−フルオロ−9−{3−[(フラン−2−カルボニル)−アミノ]−ピロリジン−1−イル}−3−メチル−6−オキソ−2、3−ジヒドロ−6H−1−オキサ−3、3a−ジアザ−フェナレン−5−カルボン酸(57a)
56a(725mg、4.02mmol、3.0eq.)を4aに代えることを除いて5aの調製のための手順を用い、冷却後、この反応物を濾過した。
粗固形物を沸騰エタノールでトリチュレートして濾過することで、ベージュ色の固形物として標記化合物が得られた(497mg、84%)。
HPLC(H2O中5%ないし80%ACNの勾配):>95%
MS(ESI+)(+0.1%HCOOH):443.1[C21H19FN4O6+H]+(m/z)
mp=306〜308°C]
[0206] 実施例26:8−フルオロ−3−メチル−6−オキソ−9−[3−(3、3、3−トリフルオロpropionイルアミノ)−ピロリジン−1−イル]−2、3−ジヒドロ−6H−1−オキサ−3、3a−ジアザ−フェナレン−5−カルボン酸(57c)]
[0207] ステップA:55cの調製]
[0208] 3、3、3−トリフルオロプロピオニルクロリド(2.3g、15.30mmol、1.5eq.)をシクロペンタンカルボニルクロリドに代えることを除いて5bの調製のための手順を用い、結果として得られる粗生成物をシリカゲル上でフラッシュ・クロマトグラフィ(シクロヘキサン−酢酸エチル(8:2nないし1:1)で溶出)で精製することにより、淡黄色の油として55cが得られた(1.4g、46%)。]
[0209] ステップB:56cの調製]
[0210] 50c(1.4g、4.72mmol、1.0eq.)を3a−3bに代えることを除いて4a−4bの調製に記載された手順を用いた。
残留物をシリカゲル上でフラッシュ・クロマトグラフィ(ジクロロメタン−メタノール(5%から15%のメタノール勾配)で溶出)で精製することにより、淡黄色の油として56c(TFA塩)が得られた(1.4g、定量的)。
MS(ESI+)(+0.1%HCOOH):197.13[C7H11F3N2O+H]+(m/z)
ステップC:8−フルオロ−3−メチル−6−オキソ−9−[3−(3、3、3−トリフルオロpropionイルアミノ)−ピロリジン−1−イル]−2、3−ジヒドロ−6H−1−オキサ−3、3a−ジアザ−フェナレン−5−カルボン酸(57c)
56c(1.4g、4.51mmol、4.0eq.)を4aに代えることを除いて5aを調製するための手順を用いることで、減圧下で蒸発させた。
この粗固形物をメタノールでトリチュレートして濾過し、続いて沈殿物を沸騰メタノールでトリチュレートして濾過することで、黄色の固形物として標記化合物が得られた(277mg、57%)。
HPLC(H2O中5%ないし95%ACNの勾配):>90%
MS(ESI+)(+0.1%HCOOH):459.0[C19H18F4N4O5+H]+(m/z)
mp=292°C、dec.]
[0211] 実施例27:8−フルオロ−3−メチル−6−オキソ−9−[3−(2、2、2−トリフルオロアセチルアミノ)−ピロリジン−1−イル]−2、3−ジヒドロ−6H−1−オキサ−3、3a−ジアザ−フェナレン−5−カルボン酸(57d)]
[0212] ステップA:55dの調製]
[0213] 14(1.67g、8.96mmol、1.0eq.)を含むジクロロメタン(25ml)の0℃mmolに対して、Et3N(2.5ml、17.93mmol、2.0eq.)を添加した。
30分後、トリフルオロ酢酸無水物(1.9ml、13.45mmol、1.5eq.)に20mgのDMAPをゆっくりと添加し、この反応物を一晩室温で攪拌した。
この混合物をジクロロメタンで希釈し、水で洗い、有機抽出物を無水硫酸ナトリウム上で乾燥させた。結果として得られる粗生成物をシリカゲル上でフラッシュ・クロマトグラフィ(シクロヘキサン−酢酸エチル(9:1ないし7:3)で溶出)で精製することで、透明な油として55dが得られた(2.03g、80%)。]
[0214] ステップB:56dの調製]
[0215] 55d(2.03g、7.21mmol、1.0eq.)を3a−3bに代えることを除いて4a−4bの調製で記載した手順を用いた。
さらに精製することなく残留物を用い、淡黄色の油として56d(TFA塩)をが得られた(2.44g、定量的)。
MS(ESI+)(+0.1%HCOOH):182.91[C6H9F3N2O+H]+(m/z)
ステップC:8−フルオロ−3−メチル−6−オキソ−9−[3−(2、2、2−トリフルオロアセチルアミノ)−ピロリジン−1−イル]−2、3−ジヒドロ−6H−1−オキサ−3、3a−ジアザ−フェナレン−5−カルボン酸(57d)
56d(1.2g、4.05mmol、3.0eq.)を4aに代えることを除いて5aを調製するための手順を用いることで、この反応混合物を濾過し、沈殿物を沸騰メタノールでトリチュレートして濾過することで、黄色の固形物として標記化合物が得られた(263mg、42%)。
HPLC(H2O中5%ないし95%ACNの勾配):>95%
MS(ESI+)(+0.1%HCOOH):444.9[C18H16F4N4O5+H]+(m/z)
mp=281〜283°C.]
[0216] 実施例28:8−フルオロ−3−メチル−6−オキソ−9−[(S)−3−(2、2、2−トリフルオロアセチルアミノ)−ピロリジン−1−イル]−2、3−ジヒドロ−6H−1−オキサ−3、3a−ジアザ−フェナレン−5−カルボン酸(57e)]
[0217] 56e{Herling、2003#23}(1.0g、3.38mmol、3.0eq.)を4aに代えることを除いて、5aを調製するための手順を用いた。
この反応物を濾過し、沈殿物を沸騰メタノールでトリチュレートすることにより、黄色の固形物として標記化合物が得られた(64mg、13%)。
HPLC(H2O中5%ないし95%ACNの勾配):>99%
MS(ESI+)(+0.1%HCOOH):445.3[C18H16F4N4O5+H]+(m/z)
mp=273〜275°C.]
[0218] 実施例29:8−フルオロ−3−メチル−6−オキソ−9−[(R)−3−(2、2、2−トリフルオロアセチルアミノ)−ピロリジン−1−イル]−2、3−ジヒドロ−6H−1−オキサ−3、3a−ジアザ−フェナレン−5−カルボン酸(57f)]
[0219] 56f{Hudson、2006#8}(1.5g、5.06mmol、3.0eq.)を4aに代えることを除いて5aを調製するための手順を用いた。
この反応物を濾過し、沈殿物を沸騰メタノールでトリチュレートして濾過することで、黄色の固形物として標記化合物が得られた(375mg、50%)。
HPLC(H2O中5%ないし95%ACNの勾配):>99%
MS(ESI+)(+0.1%HCOOH):445.2[C18H16F4N4O5+H]+(m/z)
mp=273〜275°C]
[0220] 実施例30:8−フルオロ−3−メチル−6−オキソ−9−(3−トリフルオロmethanesulfonイルアミノ−ピロリジン−1−イル)−2、3−ジヒドロ−6H−1−オキサ−3、3a−ジアザ−フェナレン−5−カルボン酸(60a)]
[0221] ステップA:58aの調製]
[0222] 14(1.5g、8.05mmol、1.0eq.)を含むジクロロメタン(30ml)の0℃溶液に対して、Et3N(3.4ml、24.16mmol、3.0eq.)を添加した。
15分後、トリフルオロメタンスルホン酸無水物(1.7ml、9.66mmol、1.2eq.)をゆっくり添加し、反応混合物を室温で6時間攪拌した。
この混合物をジクロロメタンで希釈し、飽和NaHCO3水溶液で洗った。
有機抽出物を無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、そして減圧下で蒸発させた。
結果として得られる粗生成物をシリカゲル上でフラッシュ・クロマトグラフィ(シクロヘキサン−酢酸エチル(9:1ないし6:4)で溶出)で精製することにより、淡黄色の油として58aが得られた(1.1g、42%)。]
[0223] ステップB:59aの調製]
[0224] 58a(1.1g、3.45mmol、1.0eq.)を3a−3bに代えることを除いて4a−4bの調製で記載した手順を用いた。
残留物をシリカゲル上でフラッシュ・クロマトグラフィ(ジクロロメタン−メタノール(5%ないし15%メタノール勾配)で溶出)で精製することで、黄色の油として59a(TFA塩)が得られた(1.0g、87%)。
ステップC:8−フルオロ−3−メチル−6−オキソ−9−(3−トリフルオロmethanesulfonイルアミノ−ピロリジン−1−イル)−2、3−ジヒドロ−6H−1−オキサ−3、3a−ジアザ−フェナレン−5−カルボン酸(60a)
59a(1.0g、3.01mmol、3.5eq.)を4aに代えることを除いて5aを調製するための手順を用い、それを減圧下で蒸発させた。
この粗固形物をメタノールでトリチュレートして濾過し、次に沈殿物を沸騰メタノールでトリチュレートして濾過することで、沈殿物を沸騰メタノールでトリチュレートして濾過することで、黄色の固形物として標記化合物が得られた(30mg、6%)。
HPLC(H2O中5%ないし95%ACNの勾配):>99%
MS(ESI+)(+0.1%HCOOH):459.0[C17H16F4N4O6S+H]+(m/z)
mp=270〜272°C]
[0225] 実施例31:8−フルオロ−9−(3−methanesulfonイルアミノ−ピロリジン−1−イル)−3−メチル−6−オキソ−2、3−ジヒドロ−6H−1−オキサ−3、3a−ジアザ−フェナレン−5−カルボン酸(60b)]
[0226] 59b{Ueda、1999#24}(1.22g、7.44mmol、4.0eq.)を4cに代えることを除いて5cの調製で記載した手順を用いることで、反応物を減圧下で濃縮し、残留物をエタノールでトリチュレートして濾過した。
次に、この固形物をジクロロメタン/メタノール混合物でトリチュレートして濾過することで、黄色の固形物として標記化合物が得られた(390mg、49%)。
HPLC(H2O中5%ないし95%ACNの勾配):>95%
MS(ESI+)(+0.1%HCOOH):426.87[C17H19FN4O6S+H]+(m/z)
mp=261°C、dec.
実施例32:8−フルオロ−9−[(R、S)−4−ヒドロキシ−3、3−ジメチル−ピロリジン−1−イル]−3−メチル−6−オキソ−2、3−ジヒドロ−6H−1−オキサ−3、3a−ジアザ−フェナレン−5−カルボン酸(75a)]
[0227] ステップA:73aの調製]
[0228] 73aは、DiCesare、etal、J.Med.Chem1992、35、(22)4205−13に記載された手順にもとづいて調製したが、(+/−)パントラクトンを出発物質とした。
ステップB:74aの調製]
[0229] 73a(1.0g、4.87mmol、1.0eq.)を含むメタノール(20ml)の溶液に対して、Pd/C(100mg)および5NHClを含むイソプロパノール(1.95ml、9.74mmol、2.0eq.)を添加した。
この反応混合物を大気圧かつ室温で48時間にわたって水素化処理した。
この混合物をセライト(Celite)(登録商標)上で濾過し、減圧下で蒸発させた。
残留物をシリカゲル上でフラッシュ・クロマトグラフィ(ジクロロメタン−7NNH3を含むメタノール(5%から40%までの7NNH3を含むメタノール勾配)で溶出)で精製することにより、白色の固形物として標記化合物が得られた(170mg、30%)。
ステップC:8−フルオロ−9−[(R、S)−4−ヒドロキシ−3、3−ジメチル−ピロリジン−1−イル]−3−メチル−6−オキソ−2、3−ジヒドロ−6H−1−オキサ−3、3a−ジアザ−フェナレン−5−カルボン酸(75a)
74a(170mg、1.48mmol、2.0eq.)を4cに代えることを除いて5cの調製で記載した手順を用いた。
反応物を減圧下で濃縮し、残留物を水でトリチュレートして濾過した。
次に、この固形物をエタノールでトリチュレートして濾過し、さらにメタノールで洗った。
分析試料を分取TLC精製(ジクロロメタン−2%メタノールで溶出)で得ることで、黄色の固形物として標記化合物が得られた(40mg、14%)。
HPLC(H2O中5%ないし95%ACNの勾配):>90%
MS(ESI+)(+0.1%HCOOH):377.69[C18H20FN3O5+H]+(m/z)
mp=281°C、dec.]
[0230] 実施例33:9−((R、S)−4−アミノ−3、3−ジメチル−ピロリジン−1−イル)−8−フルオロ−3−メチル−6−オキソ−2、3−ジヒドロ−6H−1−オキサ−3、3a−ジアザ−フェナレン−5−カルボン酸(75b).]
[0231] ステップA:74bの調製]
[0232] 7bは、Di Cesare、 et al、 J. Med. Chem 1992、 35、 (22) 4205 - 13によって記載された手順にもとづいて調製したが、(+/−)パントラクトンを出発物質とした。
ステップB:9−((R、S)−4−アミノ−3、3−ジメチル−ピロリジン−1−イル)−8−フルオロ−3−メチル−6−オキソ−2、3−ジヒドロ−6H−1−オキサ−3、3a−ジアザ−フェナレン−5−カルボン酸(75b)
5aの調製について記載された手順を用いることで、75bをTNOC(304mg、1.07mmol、1.0eq.)、74b{DiCesare、1992#11}(370mg、3.24mmol、3.0eq.)を含む8mlのピリミジンとn−メチルモルホリン(0.24ml、2.16mmol、2.0eq.)とによって得た。
この混合物を蒸発させ、残留物をSCXカートリッジ(メタノール−トリエチルアミン(0%から1%のトリエチルアミン勾配)で精製することにより、黄色の固形物として標記化合物が得られた(40mg、21%)。
HPLC(H2O中5%ないし95%ACNの勾配):>95%
MS(ESI+)(+0.1%HCOOH):376.93[C18H21FN4O4+H]+(m/z)
mp=237℃、dec.]
[0233] 実施例34:9−((S)−4−アミノ−3、3−ジメチル−ピロリジン−1−イル)−8−フルオロ−3−メチル−6−オキソ−2、3−ジヒドロ−6H−1−オキサ−3、3a−ジアザ−フェナレン−5−カルボン酸(75c)]
[0234] 5aの調製について記載された手順を用いて、75cをTNOC(630mg、2.23mmol、1.0eq.)、74c{DiCesare、1992#11}(1.1g、7.30mmol、3.3eq.)を含む20mlのピリジンとn−メチルモルホリン(1.0ml、9.10mmol、4.0eq.)とによって得た。
この混合物を蒸発させ、沸メタノールおよびエタノールを用いて残留物のトリチュレートを数回おこない、濾過することで、黄色の固形物として標記化合物が得られた(144mg、10%)。
HPLC(H2O中5%ないし95%ACNの勾配):>99%
MS(ESI+)(+0.1%HCOOH):377.4[C18H21FN4O4+H]+(m/z)
mp=230℃、dec.]
[0235] 実施例35:9−((R)−4−アミノ−3、3−ジメチル−ピロリジン−1−イル)−8−フルオロ−3−メチル−6−オキソ−2、3−ジヒドロ−6H−1−オキサ−3、3a−ジアザ−フェナレン−5−カルボン酸(75d)]
[0236] 5aの調製について記載された手順を用いて、75dをTNOC(140mg、0.50mmol、1.0eq.)、74d(200mg、1.33mmol、2.7eq.)を含む5mlのピリジンとn−メチルモルホリン(0.20ml、0.91mmol、3.6eq.)とによって得た。
この混合物を蒸発させ、メタノールを用いて残留物のトリチュレートを数回おこない、濾過することで、黄色の固形物として標記化合物が得られた(60mg、31%)。
HPLC(H2O中5%ないし95%ACNの勾配):>90%
MS(ESI+)(+0.1%HCOOH):377.4[C18H21FN4O4+H]+(m/z)
mp=222℃、dec.]
[0237] 実施例36:8−フルオロ−9−(3−ヒドロキシ−3−チアゾール−2−イル−ピロリジン−1−イル)−3−メチル−6−オキソ−2、3−ジヒドロ−6H−1−オキサ−3、3a−ジアザ−フェナレン−5−カルボン酸(82)]
[0238] ステップA:80の調製]
[0239] ブロモチアゾール(0.8ml、8.77mmol、1.1eq.)を含むジエチルエーテルの−70℃溶液に対して、2.5Nブチルリチウムを含むヘキサン(3.2ml、7.98mmol、1.0eq.)を添加した。
15分後、3−オキソ−ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(1.47g、7.98mmol、1.0eq.)を含むテトラヒドロフラン(20ml)の溶液を添加した。
この混合物は45分後には室温に達した。
飽和塩化アンモニウム水溶液に20mlの酢酸エチルを添加し、この混合物をデカントし、有機相を水洗いした。
この有機抽出物を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、減圧下で蒸発させた。
結果として得られる粗生成物をシリカゲル上でフラッシュ・クロマトグラフィ(シクロヘキサン−酢酸エチル(9:1ないし7:3)で溶出)で精製することで、淡黄色の油として80(1.41g、66%)が得られた。]
[0240] ステップB:81の調製]
[0241] 80(1.41g、5.21mmol)を3a−3bに代えることを除いて、4a−4bの調製で記載した手順を用いた。
残留物をシリカゲル上でフラッシュ・クロマトグラフィ(ジクロロメタン−メタノール(5%ないし20%のメタノール勾配)で溶出)で精製した。
淡褐色の油として標記化合物(トリフルオロ酢酸塩)を得た(1.4mg、74%)。
ステップC:8−フルオロ−9−(3−ヒドロキシ−3−チアゾール−2−イル−ピロリジン−1−イル)−3−メチル−6−オキソ−2、3−ジヒドロ−6H−1−オキサ−3、3a−ジアザ−フェナレン−5−カルボン酸(82)
5aの調製について記載された手順を用いて、82をTNOC(475mg、1.68mmol、1.0eq.)、81としてのトリフルオロ酢酸塩(1.4g、5.05mmol、3.0eq.)を含む6mlのピリジンおよびn−メチルモルホリン(1.5ml)によって得た。
反応物を減圧下で濃縮し、残留物を沸騰メタノールでトリチュレートして濾過することより、黄色の固形物として標記化合物が得られた(476mg、67%)。
HPLC(H2O中5%ないし95%ACNの勾配):>99%
MS(ESI+)(+0.1%HCOOH):432.9[C19H17FN4O5S+H]+(m/z)
mp=252〜253℃]
[0242] 実施例37:8−フルオロ−9−[3−(1−ヒドロキシ−エチル)−ピロリジン−1−イル]−3−メチル−6−オキソ−2、3−ジヒドロ−6H−1−オキサ−3、3a−ジアザ−フェナレン−5−カルボン酸(88)]
[0243] ステップA:84の調製]
[0244] 市販の1−ベンジル−2−ピロリジノン(7.0g、39.95mmol、1.0eq.)を1−(1R−フェニル−エチル)−ピロリジン−2−オンに代えることを除いてWO2005/026154に報告された調製にもとづいて、化合物84を調製した。褐色の油として84が得られた(9.15g、84%)。]
[0245] ステップB:85の調製]
[0246] 84(3.25g、11.99mmol、1.0eq.)を3−(2、2、2−トリフルオロアセチル)−1−(1R−フェニル−エチル)−ピロリジン−2−オンに代え、かつ水素化ホウ素カリウムを水素化ホウ素亜鉛に代えることを除いてWO2005/026154に報告された調製にもとづいて、化合物85を調製した。
淡黄色の油として85が得られた(2.95g、89%)。]
[0247] ステップC:86の調製]
[0248] 84(2.95g、10.79mmol、1.0eq.)を3−(2、2、2−トリフルオロ1−ヒドロキシ−エチル)−1−(1R−フェニル−エチル)−ピロリジン−2−オンに代えることを除いて、WO2005/026154に報告された調製にもとづいて、化合物86を調製することで、淡黄色の油として86が得られた(2.68g、94%)。
MS(ESI+)(+0.1%HCOOH):260.17[C13H16F3NO+H]+(m/z)]
[0249] ステップD:87の調製]
权利要求:

請求項1
式(I)の化合物であって:式中、R1は、H、OH、NH2、−(CH2)m−NRaRb、ここでm=0、1または2、RaおよびRbは同一もしくは異なるもので、H、直鎖状、分岐状、もしくは環状の(C1−C6)アルキル、(C3−C6)シクロアルキル−(C1−C6)−アルキル;またはRc、S(O)2Rc、C(O)Rc、S(O)2Rd、もしくはC(O)Rdwも表し;またはRaおよびRbは窒素原子とともに、Rcラジカルを形成し;Rcは、1ないし3(C1−C6)アルキルラジカルによって任意に置換されたN、O、およびSから選択される1ないし4個のヘテロ原子を含む、飽和、未飽和、または芳香族の5ないし6員環を表し、適切な場合、該環が窒素原子または炭素原子によってNRaRbの窒素原子に結合した状態にあり;Rdは、1ないし4個のハロゲンによって任意に置換される、直鎖状または分岐状の(C1−C6)アルキルまたは(C3−C6)環状アルキルラジカルであり;あるいはR1はRcまたはCHReRcもしくはCHReRdを表し;RcおよびRdは上に定義したとおり、ReはH、OH、NH2、NH−(C1−C6)−alkもしくはN−(C1−C6)−alk2、またはNH−(C1−C7)−アシルもしくはNHRcを表し、Rcは上に定義したとおり;R2は、H、−(CH2)m−NRaRb、Rc、CHReRc、またはCHReRdを表すもので、RaRb、Rc、Rd、およびReは上に定義したとおり;ならびにR’2は水素を表し;R1およびR2が同時にHであることはできず、またはR2およびR1またはR2およびR1は一方が−(CH2)m−NRaRbもしくはRcまたはHで他方がOHであることはできず、または一方がHで他方がNH2、または一方がHで他方が−(CH2)m−NRaRb(式中、RaおよびRbはHを表す)もしくは(C1−C6)アルキルもしくはC(O)Rd(式中、Rdは未置換の直鎖状もしくは分岐状の(C1−C6)アルキルもしくは(C3−C6)環状アルキルラジカルであり;あるいは、R1はHを除いて上に定義したとおり、R2およびR’2がともに(C1−C6)ジアルキルもしくは(C1−C6)アルキル−オキシムを表し、またはR2およびR’2がそれぞれRcもしくはRdおよびOH、NH2、NHRc、もしくはNHRf、Rcを表し、またはRcおよびRdが上に定義したとおりであり、またRfが(C1−C7)アシルラジカルであり;あるいは、R1はHを表し、R2およびR’2がともに(C1−C6)アルキル−オキシムを表すか、一方がRcを表すとともに他方がOH、NH2、NHRc、またはNHRfを表し、またRcおよびRfが上に定義したとおりであり;nは0または1、R3およびR’3は、同一または異なるもので、1ないし3個のハロゲンによって任意に置換されるHもしくは(C3−C6)アルキルを表し、またはR3は(C1−C6)アルコキシカルボニル基を表すとともにR’3はHを表し;R4は、1ないし3個のハロゲンによって任意に置換されるメチルを表し;R5は、H,(C1−C6)アルキル、または(C7−C12)アリールアルキルを表し;R6は、H、フッ素、NO2、CF3、またはCNを表し;鏡像異性体混合物または単一の鏡像異性体、それらの鉱物および有機酸を含む付加塩、ならびに鉱物または有機塩を有するそれらの塩の形態である、新規の7置換3−カルボキシ−オキサジアジノ−キノロン誘導体の化合物。
請求項2
請求項1にもとづく式(I)の化合物であって、R3およびR’3がHを表し、R4がメチルを表す、新規の7置換3−カルボキシ−オキサジアジノ−キノロン誘導体の化合物。
請求項3
請求項1または2にもとづく式(I)の化合物であって、R6がフッ素を表す、化合物。
請求項4
請求項1ないし3のいずれか一項にもとづく式(I)の化合物であって、前記置換基R1またはR2の一方が、−(CH2)m−NRaRb(式中、mは0もしくは1)、Rc,CHReRc、またはCHReRdを表し、他方がHを表す、新規の7置換3−カルボキシ−オキサジアジノ−キノロン誘導体の化合物。
請求項5
請求項1ないし4のいずれか一項にもとづく式(I)の化合物であって、置換基R1およびR2の一方が−(CH2)m−NRaRb(式中、mは0または1)を表し、他方がHを表す、新規の7置換3−カルボキシ−オキサジアジノ−キノロン誘導体の化合物。
請求項6
請求項5にもとづく式(I)の化合物であって、m=0であり、置換基RaまたはRbのいずれか一方が、5員芳香環または6員芳香環を表し、N、O、およびSから選択される1ないし4のヘテロ原子を含み、1ないし3の(C1−C6)アルキル・ラジカルによって任意に置換され、適切な場合、前記環が窒素原子または炭素原子によってNRaRbの窒素原子に結合しており、また他方がHを表す、新規の7置換3−カルボキシ−オキサジアジノ−キノロン誘導体の化合物。
請求項7
請求項5にもとづく式(I)の化合物であって、m=0であり、置換基RaまたはRbの一方がC(O)Rdラジカルを表し、他方がHを表わす、新規の7置換3−カルボキシ−オキサジアジノ−キノロン誘導体の化合物。
請求項8
請求項1ないし4のいずれか一項にもとづく式(I)の化合物であって、置換基R1およびR2の一方がCHReRcまたはCHReRdを表し、他方がHを表す、新規の7置換3−カルボキシ−オキサジアジノ−キノロン誘導体の化合物。
請求項9
請求項1ないし3のいずれか一項にもとづく式(I)の化合物であって、R1がOHまたはNH2であり、またR2およびR’2がgem(C1−C6)ジアルキル.を表す、新規の7置換3−カルボキシ−オキサジアジノ−キノロン誘導体の化合物。
請求項10
請求項1ないし3のいずれか一項にもとづく式(I)の化合物であって、R1がHまたは−(CH2)m−NRaRbを表し、またR2およびR’2が(C1−C6)アルキル−オキシムを表す、新規の7置換3−カルボキシ−オキサジアジノ−キノロン誘導体の化合物。
請求項11
請求項1ないし10のいずれか一項にもとづく式(I)の化合物であって、n=0である、新規の7置換3−カルボキシ−オキサジアジノ−キノロン誘導体の化合物。
請求項12
請求項1にもとづく式(I)の化合物であって、該化合物の名称が、以下に示すもの、すなわち:8−フルオロ−3−メチル−6−オキソ−9−(3−(ピラジン−2−イルアミノメチル)−ピロリジン−1−イル(−2,3−ジヒドロ−6H−1−オキサ−3.3a−ジアザ−フェナレン−5−カルボン酸、8−フルオロ−3−メチル−6−オキソ−9−(3−ピラジン−2−イルアミノ)−ピロリジン−1−イル)−2,3−ジヒドロ−6H−1−オキサ−3.3a−ジアザ−フェナレン−5−カルボン酸、8−フルオロ−3−メチル−6−オキソ−9−(3−((1.3,4(チアジアゾール−2−イルアミノ)−ピロリジン−1−イル)−2,3−ジヒドロ−6H−1−オキサ−3.3a−ジアザ−フェナレン−5−カルボン酸、8−フルオロ−3−メチル−6−オキソ−9−((S)−3−(チアゾール−2−イルアミノ)−ピロリジン−1−イル(−2,3−ジヒドロ−6H−1−オキサ−3.3a−ジアザ−フェナレン−5−カルボン酸、8−フルオロ−3メチル−6−オキソ−9−(3−(2.2,2−トリフルオロアセチルアミノ)−ピロリジン−1−イル)−2,3−ジヒドロ−6H−1−オキサ−3.3a−ジアザ−フェナレン−5−カルボン酸、8−フルオロ−3−メチル−6−オキソ−9−((R)−3−(2.2,2−トリフルオロアセチルアミノ)−ピロリジン−1−イル(−2,3−ジヒドロ−6H−1−オキサ−3.3a−ジアザ−フェナレン−5−カルボン酸、9−((R,S)−4−アミノ−3,3−ジメチル−ピロリジン−1−イル)−8−フルオロ−3−メチル−6−オキソ−2,3−ジヒドロ−6H−1−オキサ−3.3a−ジアザ−フェナレン−5−カルボン酸、9−((R)−4−アミノ−3,3−ジメチル−ピロリジン−1−イル)−8−フルオロ−3−メチル−6−オキソ−2,3−ジヒドロ−6H−1−オキサ−3.3a−ジアザ−フェナレン−5−カルボン酸、9−(3−(アミノ−チアゾール−2−イル−メチル)−ピロリジン−1−イル(−8−フルオロ−3−メチル−6−オキソ−2,3−ジヒドロ−6H−1−オキサ−3.3a−ジアザ−フェナレン−5−カルボン酸、8−フルオロ−9−(3−((Z/E)−メトオキシイミノ(−ピロリジン−1−イル(−3−メチル−6−オキソ−2,3−ジヒドロ−6−H−1−オキサ−3.3a−ジアザ−フェナレン−5−カルボン酸、8−フルオロ−9−(3−(アミノメチル)−4−メトオキシイミノ−ピロリジン−1−イル]−3−メチル−6−オキソ−2,3−ジヒドロ−6H−1−オキサ−3.3a−ジアザ−フェナレン−5−カルボン酸、8−フルオロ−3−メチル−6−オキソ−9−[(R)−3−(チアゾール−2−イルアミノ)−ピロリジン−1−イル]−2,3−ジヒドロ−6H−1−オキサ−3.3a−ジアザ−フェナレン−5−カルボン酸、8−フルオロ−3−メチル−6−オキソ−9−[(S)−3−(2.2,2−トリフルオロアセチルアミノ)−ピロリジン−1−イル]−2,3−ジヒドロ−6H−1−オキサ−3.3a−ジアザ−フェナレン−5−カルボン酸、9−((S)−4−アミノ−3,3−ジメチル−ピロリジン−1−イル)−8−フルオロ−3−メチル−6オキソ−2,3−ジヒドロ−6H−1−オキサ−3.3a−ジアザ−フェナレン−5−カルボン酸、およびそれらの塩類である、新規の7置換3−カルボキシ−オキサジアジノ−キノロン誘導体の化合物。
請求項13
請求項1に定める式(I)の化合物を調製する方法であって、式(II)の化合物:(式中、R3、R’3、R4、およびR6は上記に定義したとおり、R’5(見直される)は上記に定義したR5の値を有するか、もしくはカルボン酸機能を保護する別の基を表す)を式(III)の化合物:(式中、R1、R2、R’2、およびnは既に定義したとおり、塩の存在下、適切な場合、存在する保護基/複数の保護基が除去される)によって処理することを特徴とする、化合物を調整する方法。
請求項14
請求項1に定める式(I)の化合物を調製する方法であって、R2およびR’2が(C1−C6)アルキル−オキシムを表し、式(IV):をアルコキシルアミンまたはその塩によって処理することを特徴とする、化合物を調整する方法。
請求項15
薬剤であって、請求項1ないし10のいずれか1項に定める生成物、または薬学的に許容される酸および塩を有するそれらの塩類を含む薬剤。
請求項16
薬剤であって、請求項11に定める生成物、または薬学的に許容される酸および塩を有するそれらの塩類を含む薬剤。
請求項17
薬剤であって、請求項12に定める生成物、または薬学的に許容される酸および塩を有するそれらの塩類を含む薬剤。
請求項18
薬学的組成物であって、有効成分として、請求項15、16、または17のいずれか一項にもとづく薬剤を含む薬学的組成物。
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